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海外の記事

『アジア育児』をすすめるその理由とは?:r000015000014 | PARAFT [パラフト]

2015.09.02

海外の記事2015.09.02

日本の子育てママたちへ!

『アジア育児』をすすめるその理由とは?

keyword: 海外 子育て 主婦 フリーランス ベビーシッター

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「海外で育児をしている」と聞くと、「日本で育てるだけでも大変なのに、海外なんてもっと大変そう」と思われる方も多いのではないでしょうか。しかし、中国とマレーシア、アジア2ヶ国での育児経験のある筆者が思うに、「アジアで子育てするほうが断然ラク!」 様々な文化・言語の中で子どもを育てられるという利点は言わずもがな、それ以上に「ママにとっても」お得な利点が多いのです。

2015.09.02 文章 / 内藤志穂

子ども大好き!フレンドリーなアジアの人々


中国・マレーシア・タイ・シンガポール……今まで子連れで行ったどの国の人たちも、子どもが大好き。幼い子どもと見るやいなや、積極的に声をかけてくれたり親切に接してくれたりします。

上海は特にそれが顕著で、私が妊婦だった頃から、電車やバスに乗れば若者が率先して席を譲ってくれましたし、空港では子連れというだけで列に並ぶ必要もありませんでした。飲食店は高級店も含めてどこも子ども用のいすが用意されていて、騒いでも顔をしかめる人はいません。それどころか手の空いた従業員が競って赤ちゃんをあやしたがることも!ちなみに中国では「足を冷やすな」が鉄則で、夏のあいだ子どもを裸足で外に出していると、道行くおばちゃんたちから「靴下をはかせなさい」と何度も注意をされました。

日本で暮らしていた頃、見知らぬ子どもに声をかけてくれるのはたいてい子育て経験のある女性でした。中国もマレーシアも、老若男女を問わず、子どもに対して暑苦しすぎるほどにフレンドリー。わが子らも、マンションのガードマンたち(多くは若い男性)と仲良くしています。

ママ友関係は生命線!深まる絆


出典 http://www.photo-ac.com


今年4月、栃木県内でママ友間のいじめを苦に、二人の女性が自殺したというニュースには心を痛められました。ここまで大きな事件には発展せずとも、「ママカースト」の存在など、「ママ友」という言葉には何やら不穏な響きがつきまといます。

海外にいても日本人同士の付き合いは、拒絶しない限り自然発生するもの。ましてや子どもを抱える母親にとっては「情報こそ命」なので、日本人ママ同士との付き合いも必然的に多くなります。中には日本国内と同様、いさかいや軋轢が生まれることもあるでしょう。

しかし一方で、「海外ではママ友との絆が深くなる」というのも、私が身をもって体感したことのひとつです。言葉も文化も異なる慣れない土地での子育ては、はじめは特に不安です。旦那さんは仕事のキャッチアップに必死で、家庭のことはおろそかになりがち。そんなとき最も頼りになるのが、「先輩の日本人ママさんたち」なのです。まさに救世主!


そして、どの方も多かれ少なかれ心細い想いを経験してきていますから、「予防接種はあの病院で受けられるよ」や「紙オムツはこのブランドがいいよ」、「お肉はここのお店が美味しいよ」と、自分のもつ情報を新参者に惜しみなく伝えてくれるわけです。

お互い身寄りのない環境で助け合い、悩みを共有し合い、子どもの成長も共に感じるからこそ得られる友情は格別。これは、互いに独身以前からの人間関係が既にある日本では、相対的に生まれにくいでしょう。でも、もし上手くいかなくても大丈夫。駐在員であれば数年でまた異動がありますから、人間関係のリセットができます。

ママが思いきり仕事に打ち込める環境がある


出典 http://www.photo-ac.com


中国は一人っ子が多いという人口構造に加え、祖父母世代が孫世代の面倒を見られるという環境も手伝って、「女性は出産後も働いて当たり前」という風潮です。私は、他にも同じアジアの国々で働く日本人ママたちを知っていますが、皆、口を揃えて言うのが「日本よりもママが働きやすい」ということです。託児所の類も、ベビーシッターやお手伝いさんだって日本よりずっと安く利用できますし、何よりそんな母親たちに後ろ指をさすような社会の目もありません。

私は中国にいた頃は専業主婦でしたが、子どもを週2回預け、中国語の勉強や友人とのランチなど、自分の時間をもつことで気分をリフレッシュすることができました。日本だったら「子どもを外に預けて母親が遊ぶなんて」と非難されるかもしれませんね。

上海生活の後、東京近郊でライター業を本格的に始めた私ですが、認可保育園なぞは高嶺の花。希望する保育園は、約30人待ち。正社員・フルタイム勤務でもないフリーランスのライターが、認可保育園を利用するなど至難の業でした。かといって認可外の保育料では、私の少ない稼ぎはふっとびます。日本で、「ママ&フリーランス」を両立していく厳しさと難しさを実感していた私にとって、夫のマレーシア転勤は願ったり叶ったり。こうして、今もこの原稿と向き合えているわけです。(ただし、日系企業の中には、駐在員規定で奥さんの就業を禁止するところもあるので要注意です。)

WRITER

フリーライター

内藤志穂

「海外で子育てして良かった」と思うことはたくさんありますが、その中から主な3点を挙げさせていただきました。もし日本で生き苦しさを抱えているママさんがいらしたら、「うちには無理だから」と可能性を閉ざさず、ぜひアジアという選択肢も考慮してみてください。現状を打破する足掛かりが、きっとあるはずです。

ー 「生きる」と「働く」を もっと楽しく。
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