エンジニアの記事2016.04.05
エンジニア女子今がチャンス?
エンジニア不足に拍車がかかる「2016年問題」を見逃すな!
keyword: エンジニア 女性の働き方 キャリアアップ 仕事 働き方
2016.04.05 文章 / 谷川卓
日本の裏側で動くシステム開発の大規模プロジェクト「2016年問題」とは?
▼ マイナンバー制度
皆さんもご存知、マイナンバー制度。何となく「管理される」「収入がガラス張りになる」など、否定的な意見もたくさん出ていますよね。このマイナンバー制度の始動により、各自治体や省庁、企業は大幅なシステム改修が必要ですし、今後、段階的に預金口座へのひも付けも計画されているので、その度に、システムのアップデートをする必要があります。
▼ 日本郵便グループのシステム刷新
ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、日本郵便における基幹システムや通信ネットワークを刷新するプロジェクトです。費用にして4900億円を投じ、ピーク時の開発要員は約1万人になるとされる、大規模プロジェクトとなっています。
▼ みずほ銀行の次期勘定系システムの刷新
こちらも、総投資額は3000億円以上におよび、必要要員もピーク時に8000人超となる、みずほの社運を賭けた巨大プロジェクトです。
▼ 電力小売り自由化
TVCMで各社盛大にアピールしていますね。新規参入する電力会社は、顧客管理や料金計算など、大規模なシステムを新たに開発・維持する必要があります。
これだけ見ても、2016年のシステム開発分野での盛り上がりが伝わったでしょう。さらに来年2017年以降には……そう、オリンピック需要が待っているのです。
ITエンジニアこそ「女性の力」が必要!
近年の急速なIT化(AI、Fin tech、IOT、Sharing economy・・・)により、社会をより良くするための大きな任務を担うエンジニアは、今まで以上に貴重な存在になっているのです。しかし、その人数、人材育成ともに全くといって追いついていないのが現状です。
そのうえ2020年に待ち構えるのは、東京オリンピックの開催。それに向けて来年以降さらなるプロジェクトが生まれてくるはず。さあどうしましょう? ただでさえ、日本の労働人口は減少の一途を辿っているのに……。このままでは、プロジェクトに飲み込まれてしまいます。
そこで救世主として脚光を浴びているのが、今は圧倒的少数な「エンジニア女子」なのです。
「エンジニア女子」3つのメリット
エンジニア女子になるメリットは以下のようなものが挙げられます。
▽ 大手企業でも狙いやすい
企業が採用を行うにあたり、最近では特に「男女バランス」を重視しています。なので、大企業であっても(大企業であるほど、とも言えます)エンジニアとして応募した女性は採用される確率は高くなります。また、女性は一般的にコミュニケーション能力や周囲への気遣いが男性に比べ長けているので、チームの中でも重宝されるでしょう。その点でも採用されやすいと言えそうです。
▽ 出世しやすい
昨年「女性活躍推進法」が成立したことを受け、政府と企業が一体となり「女性の社会進出」を推し進めています。中でもポイントとなるのは女性管理職の増加。どの企業も女性管理職を増やす取り組みを始めています。圧倒的に数が少ない女性エンジニアですから、この流れに上手く乗ることが出来れば他職種より圧倒的に出世しやすい環境と言えるでしょう。出世する=給与も上がるので、キャリアアップを狙っている方は一考に値するチャンスではないでしょうか。
▽ 転職しやすい
繰り返しになりますが、今の日本は深刻なエンジニア不足に苛まれています。手に職をつけたエンジニアは、多くの企業が喉から手が出るほど欲しい人材です。したがって各社とも優秀な人材の獲得合戦が行われていますので、キャリアアップにも有利です。
エンジニア女子のみなさん、この時代のチャンスをぜひつかみ取ってください!もちろん男性エンジニアのみなさんも、女性パワーに負けないよう頑張っていきましょう。

![エンジニア不足に拍車がかかる「2016年問題」を見逃すな!:r000016000127 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000016000127/immufu2g0hajec2b6a6ajdzt.jpg)
エンジニア女子今がチャンス?
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳BALANCE┻
エンジニア女子今がチャンス?
WRITER
ライター
谷川卓
今やエンジニアは、世界を変えるサービスをどんどん作り出し、提供しています。その様子はまるで魔法使いのよう。プログラミング技術は、さながら「現代の魔法の杖」と言えるでしょう。今はデータサイエンティストも多くの女性が活躍されていますし、女性限定のプログラミング勉強会なども盛り上がっており、日本の「エンジニア女子」が世界を席巻する日も近いかもしれませんね。