社会保険の任意継続とは

フリーランス独立後、社会保険の任意継続するしない？

一大決心をして会社を退職した後で、特にフリーランスや個人事業主にキャリアチェンジされた方が必ず確認すべきことの一つに「健康保険」の手続きがあります。サラリーマンとして会社から給料をもらっている時は、会社の健康保険に入っていましたよね。この健康保険を任意継続するか、国民健康保険に加入しなおすか……どちらかを選ぶことになるのですが、これって一体どちらがお得なのでしょうか。

2016.05.01 文章／ PARAFT編集部

結婚しているなら配偶者の被扶養者になるのがお得

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もしあなたが結婚をしていて正社員として働く配偶者がいる場合は、配偶者の被扶養者となるのが一番お得です。そうすれば健康保険料を支払うことなく、３割負担で健康保険の適用を受けられます。

その場合は条件があるので要注意。年収が130万円未満であり、失業保険を受給していないこと、これら２つの条件を満たしているかどうかしっかり確認しましょう。また退職日が年末に近い日付の場合は、すでに130万円以上の所得を得ている可能性が高いですよ。その場合は、やはり任意継続か国民健康保険への加入のどちらかを選ぶことになります。

続いて、会社員だとあまり馴染みのない「国民健康保険」からおさらいしていきましょう。

そもそも国民健康保険ってなんだっけ？

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会社勤めをしていると、なかなかなじみがない国民健康保険。これは平たく言うと、企業が設ける社会保険に加入しないすべての人が対象の健康保険制度で、市町村によって運営されています。

国民健康保険の保険料計算は、前年の所得によって決定されますが、国民健康保険には「扶養家族」という考え方がないのが特徴。世帯単位での加入が基本で、扶養する家族が増えるほど保険料が増加し、自治体によっては持ち家があると保険料が高くなる制度も。詳しい料金・制度については管轄の役所に問い合わせてみましょう。

一般的には今までの会社の任意継続がお得

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意外と知られていないのが、退職後も「社会保険を任意継続できる」こと。そのためには退職の日から20日以内に、前職で加入していた健康保険組合の窓口で手続きが必要となりますが、退職後２年間の任意継続が可能です。

ですが、注意したいのは「保険料」のこと。会社勤めをしているときには、労使折半といって会社が半分保険料を負担してくれていたのですが、任意継続になるとこの負担がなくなり、在職時の倍の保険料を自分自身で負担しなければならなくなるのです。しかし任意継続には健康保険料の上限があるため、一般的に28万円以上の月収を受け取っていた場合は、任意継続が圧倒的にお得になります。

ご自身の収入やライフスタイルによってお得かどうかは変わってきますので、退職前に調べておくことをオススメします。

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