住民税の記事2018.10.30
扶養内で働くなら知っておきたい
103万円の壁に「交通費」は含まれる?
2018.10.30 文章 / PARAFT編集部
扶養内で働きたい人の「103万円の壁」とは?
家族の扶養に入りながらパート・アルバイトで収入を得る場合には、年間の収入を103万円以内に抑えなければなりません。これは、所得税・住民税の非課税金額のボーダー。103万円を超えてしまうと扶養控除を受けることができなくなり、自身も税金を払わなければならなくなります。
さらに、扶養家族がいなくなることにより、家族の所得税・住民税も高くなります。こうした制度を誤認していると、働いた分だけ税金を払い、結果として損をしてしまうかもしれません。
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「103万円の壁」に交通費を含めると損!
「交通費」は税法上、所得に含まれないため扶養控除の年収上限の範囲外となります。
103万円の壁を超えないようにするためには「収入(時給など)」と「交通費」の関係性を正しく認識することが大切です。
【OK:時給1,000円+交通費200円別途支給の場合】
交通費が給与とは別に支払われているため、年収上限には含まれません。
時給の合計のみで103万円、交通費が加わると103万円を超えたとしても、扶養控除の範囲内となります。
【NG:交通費込みで時給1,200円の場合】
この場合、交通費も「給与」にあたるため、額面で103万円を超えた時点で扶養控除の範囲外となります。
後者の場合、交通費としてもらっている200円分も一括で「給与」として扱われるため、課税の対象となります。一方前者の場合、給与はあくまで「1000円×時間」。交通費は非課税対象となるのです。
時給1,200円の方が、一見お得に見えるかもしれませんが、年収上限ギリギリまで働きたい場合、不利になってしまうので注意しましょう。
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「103万円の壁」と交通費の関係以外に知りたい扶養控除のこと
出典:amana inc.
共働き世帯の場合、配偶者の企業規模、年収、子どもの有無などによって、扶養控除の適用範囲が変わることも。
「PARAFT」の他の記事で詳しく説明していますので、合わせて読んでみてください。
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扶養内で働くなら知っておきたい
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扶養内で働くなら知っておきたい
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
扶養内で働いている人にとって、非課税の上限となる103万円の壁は非常にシビアなものです。時給内に交通費が含まれていたことで、ほんの少し上回って、支払う税金が一気に増えた……となってしまっては悲しいもの。ボーダーギリギリとなる月8万円近くの収入がある人ならば、一見損に感じられても交通費は別途受け取ることをおすすめします。