36協定の記事2016.05.04
36協定結んでいる?
残業と深い関わり「36(サブロク)協定」をわかりやすく解説!
keyword: 36協定 労働時間 会社 時間 労働基準法
2016.05.04 文章 / PARAFT編集部
まずはチェック「36協定(サブロク協定)」って何?
「36」という数字は労働基準法第36条に由来しており、その36条で定められているのは「協定を結べば労働時間の延長や、休日労働をさせることができる」という内容。通常は1日8時間、1週40時間という法定労働時間を超えて労働させたり、休日に労働させると労働基準法違反となり、「6ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」に処されます。
しかしこの協定を結ぶことで、労働基準法の時間を超えていても罰せられることはなくなるのです。つまり社員が「こんなに長い時間働くなんておかしい! 労働基準法に違反している! 訴えてやる!」と立ち上がっても、会社がこの協定を結んでいれば訴えることができないのです。
36協定を結んでいる場合でも、ここだけはチェック!
例えば、労働時間を延長できる時間は「1週間でプラス15時間」、「1ヵ月でプラス45時間」などの上限が定められています。上限を超えた労働は、やはり労働基準法に違反します。ですが一部、建築事業やトラックの運転などの職種においては、延長限度がありません。
また、どれほど労働時間を延長しても、残業代が免除されることはありません。延長した分の労働時間は、時間外労働手当を払う義務があります。
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36協定結んでいる?
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編集部チーム
PARAFT編集部
長時間労働に関する問題は、社会的にも関心が高まっています。36協定は、あくまで労働時間の延長を「許可」するものですので、労働時間の延長によって心理的・肉体的に苦痛が生じた場合には改めて相談すべきでしょう。