敬語の記事2016.06.10
きちんとした人なるために…
普段使ってしまいそうな、誤った「言葉遣い」
2016.06.10 文章 / PARAFT編集部
気をつけたい敬語:その1
○「承知いたしました。」
「了解しました」というのは、相手の事情をわかった上で、それを認めるという意味です。上司が部下に対して「了解」という時に使うため、目上の方の返事としては「承知致しました。」「かしこまりました。」が良いでしょう!
×「すみません」
○「申し訳ありません,恐れ入ります」
ついよく使ってしまう「すみません」ですが、こちらもビジネスでは避けたほうがいい表現。お詫びをする際は「申し訳ございません」「申し訳ありません」、頼みごとをする際は「恐れ入ります」を使うのが良いでしょう。
×「お疲れ様です」
○「お先に失礼いたします」
自分が先に退社する際は「お先に失礼いたします」で、残った人が「お疲れ様でした」が基本です。
気をつけたい敬語:その2
○「ご覧になりましたか?」
「ご覧になられましたか?」は、「ご覧」+「〜れる」で二重敬語とされ、日本語として正しくないとされます。他にも「おっしゃられていました」や「お書きになられました」などもこれに当たります。「ご覧になりましたか?」や、「見られましたか?」がふさわしいでしょう。
×「〜になります」
○「~にございます」
「〜になります」というのは、「本日は午後から雨になります」というように、物の状態が変化していく様子を表した表現です。どこか場所を指す場合は「〜にございます」と言うのが良いでしょう。(例:「お手洗いは階段をそこの階段を入たところにございます。」)
気をつけたい敬語:その3
○「お疲れ様です」
「ご苦労様です」は基本的に目上の人から、目下の人に対してかける言葉です。上司に「ご苦労様です」というのは大変失礼にあたるので気を付けましょう。「お疲れ様です」には目上目下というのはないので、いろいろな場面で使えます。
×「おられますか?」
○「いらっしゃいますか?」
「おられます」というのは、「おります」という謙譲語に「れる・られる」をつけたもの。謙譲語に「れる・られる」を付けても尊敬語にはなりません。ここでは「いらっしゃいますか?」が正しい表現になります。
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「普段何気なく使っている言葉が、実は誤りだった」ということに気づいた人も、いたのではないでしょうか。ぜひともこの機会に敬語と言葉遣いを意識する習慣をつけましょう。