会社の記事2016.06.29
”良い”ではなくいい会社
雑誌WIREDイベント参加後記!未来を創る『いい会社』とは?
2016.06.29 文章 / 味志佳那子
「いい会社」の見極め方とは?
いい会社っていうのは、漢字の「良い」じゃないんです。ひらがなの「いい」なんですね。
続けて「端的に言えば、人のことを考えるときと同じです。人を褒めるときには”良い人”ではなくて、”いい人”と言いますよね」とも。なるほど、たしかにそうかもしれません。
新井さんが企業へ投資するかどうかを決める際には、いくつかのチェックポイントによって判断をするそう。例えば、客用のトイレではなく従業員用のトイレを使うこと。または、社長が不在のところをアポなしで訪ね社員に話を聞くなど、企業の”化粧していない姿”を見ることが重要なのだそう。そうやって不意打ちで企業本来の姿を知ることで、「会社が社員を、また社員がこの会社を愛しているか?」を垣間見ることができるのだと言います。
また、いい会社かどうかを見極めるポイントは社会性と未来性だという新井氏は、就活生人気ランキングの常連企業のような<大規模>で<いま盛り上がっている>企業ではなく、未来志向で事業モデルを創れているか、「三方よし」で関わる人を幸せにできる組織かどうかを観察することをすすめてくれました。
ホンモノとの出会いが、自分をさらに磨いてくれる
モノもサービスも飽和状態の今、求められているのは「共感」であるとしながら、長期的な事業設計の重要性を教えてくれた新井さんと岩本さん。関わる人たちを幸せにできるか?という視点こそが、日本社会の未来を創る力になるというお話はとても印象的でした。
それでは最後に、みなさんに質問です。
あなたの会社は、”いい”会社ですか?

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”良い”ではなくいい会社
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”良い”ではなくいい会社
WRITER
編集者・ライター
味志佳那子
企業に求められている価値は”変わってきている”のではなく、もうすでに”変わった”のだと思い知らされました。「業種というくくりに縛られた事業はもう古い」「未来型の会社は、複数の業種の要素を持つ」など、お二人の考える企業・組織論には斬新さがありながらも、人としての温かみを感じさせるアナログな部分もあるように感じました。会場を出て、自然と自分の居場所はどうだろう? と省みたくなる、有意義な講演でした。