知事の記事2016.09.08
都道府県知事の仕事を学ぶ
何かと話題の都道府県知事! 知事の主な仕事内容とは?
2016.09.08 文章 / PARAFT編集部
国会議員との兼任は不可!都道府県知事とは何か?
勤務時間は特に設定されておらず、議会や打ち合わせ、都道府県で行われる行事への出席など、とにかく日々多忙な業務に追われるようです。年収は各都道府県によって違うのですが、平均して約2,200万円。月の給料は、東京都知事で約145万円(2016年)、大阪府知事で106万円(同)となっています。
また地方自治体の知事は、国会議員を兼任することができないのも特徴です。今回の小池百合子知事のように国会議員が知事選に出馬した場合には、事前に議員辞職をするのが通例となっています。
会議や予算案の提出など、やるべき仕事はたくさん
▼ 予算の調整と執行
知事の重要な役割のひとつが、各都道府県の財政の権限。各都道府県が滞りなく県政を行えるよう、地方税や地方交付税交付金などからそれぞれの使い道を決定します。予算案や税制案を作成し、県議会へ提出します。
▼ 条例を作成し、提案
各都道府県がそれぞれに定める、拘束力のあるルール、条例。この条例案を作成することができます。作成した条例は議会に提出し、各議員に条例案に対する理解と周知を行った上、議会での可決を目指します。
▼ 都道府県職員の人事権
安定した県政を行うためには、人材採用は欠かせません。都道府県知事は、この採用にも関わっています。採用したい場合は、知事の認可が必要なのです。また、懲戒処分となった職員に対して、罷免を命ずるのも知事の仕事です。
30歳以上で日本国籍であれば立候補は可能
知事選に当選するのは、さまざまな思惑や要素が絡み合い、個人の努力だけでは難しいです。一般的には中央官僚の経験者であったり、国会議員や市会議員で実力を認められた人が当選する傾向にあります。また、テレビなどで活躍し、知名度のある方が知事になられるケースも。主要な政党の立てた無名候補が当選することは少なくなりつつあり、名が通っていないと当選するのは難しいと言えるでしょう。

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都道府県知事の仕事を学ぶ
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都道府県知事の仕事を学ぶ
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編集部チーム
PARAFT編集部
都道府県知事の仕事は、予算案の作成などの本来業務以外にも、記者会見やメディア出演、式典に出席するなど多忙を極めます。バイタリティがある方はもちろん、さまざまな方面に顔が利くことも重要ではないでしょうか。知事を目指すには、なかなか一筋縄ではいかなそうですね。