読書の記事2016.09.16
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あなたは読んでる?日本の老若男女「読書平均時間」を徹底比較!
2016.09.16 文章 / PARAFT編集部
読書家と収入の関係、そして読書のメリットとは?
出典:Pixabay
子供の場合の読書のメリットと言えば、活字に抵抗がなくなる、ボキャブラリーが増える、読解力や理解力があがる、など勉強面での効果がてきめんです。さらにテレビのように映像がないので、字面を見て、行間を見て、場面を思い浮かべなければなりません。そのため、想像力や判断力などの人として必要な資質が自然と身につきます。
こうした利点は一見すると子供だけに該当すると思いがちですが、社会生活でも重要です。例えば会社で「こんな敬語も知らないの? 」とか「ら抜き言葉をまた使っている……」とか、言葉に対する意識が低い人がいますよね。さらに困るのが、取引先や上司に対する配慮が行き届かない人。つまり、物事に対する想像力が著しく欠如している人。そんな人に実際に聞いてみると「本は読まない」という人が多数です。
読書する人は増加の傾向あり! 仕事へはこんな影響も
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文化庁による「国語に関する世論調査」では、1ヶ月に本を1冊も読まない人は、2008年度の46.7%から2013年度には47.5%と横ばいのまま。しかし、3~4冊、5~6冊、7冊以上読む人の割合はいずれも2008年度から2013年度にかけて若干増加しています。これは「読む人」と「読まない人」が二極化していると言えるからでしょう。
また年齢別では、2008年度には16~19歳、60歳代、70歳以上という年齢層で、本を読まない人が多いという結果に。しかし2013年度には、本を読まない人が全体的に広がってしまい「読書しない年齢層」が、全ての年齢層におしなべて存在することになりました。
また日米の大学生が、入学してから卒業までに読むテキストの量を比較したところ、米国の大学生は4年間で400冊を読破。これに対して日本の大学生は、たったの40冊しか本を読まないそうです。本を読んで理解するということは、例えるとスポーツで言う筋力トレーニングのようなもの。基礎的な体力(=本を読む力)がないため、学んだ専門知識が血となり肉とならず、有力なベンチャー企業などスタートアップの力が弱いのでは? と推測されています。
ストレスやうつ、痴呆症の予防にも! 読書の隠れた効果に注目
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多くの本を読めば必ず高収入が望めるとは言えませんが、華やかなキャリアを積み上げていく人に共通しているのは良い本を大量に読んでいるということ。
それは多忙な毎日だからこそ読書をすることで、日々のルーティーンをストップさせ、新しい視点や考え方をできるようになるから。また読書をすることで新たな情報を手に入れ、キャリアアップにもつながりますよね。
そして何よりも、本を読むと楽しいため、人生そのものの満足度がアップするのが魅力ではないでしょうか。実際に科学的にも、読書はストレスやうつ、痴呆症の予防になるというデータもあるほどです。

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PARAFT編集部
私は読書が大好きですが、嘆かわしいことに家族はあまり本を読みません。スマホでネットやSNSを見ているのなら、自分を高める本を選び、夢中になるのがおすすめです。それにより人生がより有意義になるということは、先人たちの例を見れば明らかなのですから。