美術大学の記事2016.09.25
IT系へのチャレンジが増加?
求められるクリエイティブ人材! 美大卒者のキャリアの積み方
keyword: 美術大学 美大 デザイナー クリエイティブ 就職率
2016.09.25 文章 / PARAFT編集部
美大生の就職先はどうなっているの?
日本にある美術系大学では、年間で1万人以上が卒業しています。この約半数が就職ではない道を選択していることになります。就職先としては一般職になる人が4割程度で、非正規雇用に就職する人が2割程度となっています。
現在では美大生も就職先が多様化していることにより、就職率が6割程度に上がっている学校もあるようです。しかし、美術に関わる仕事の求人は、いつの時代もそこまで多いわけではありません。美大生の就職先は見つかりづらいという状況と共に、学校で学んだことを活かしたキャリア形成が難しい環境になっているようです。
昔と違う!web系のデザイナーとして働く美大生
最近では、ゲーム会社やアプリ開発企業などでも、デザイナーとして美大卒の学生を採用している企業があります。開発を担当している企業としても、美大生ならではの感性を欲していることもあり採用数が増加傾向にあります。
こうしたゲーム開発会社などは、正社員ではなくて非正規雇用や業務委託という形で雇用することも多くあり、こうした企業にとりあえず就職して、働きながらスキルを身につけ、デザイナーとして少しずつキャリアを形成していく人もいるようです。
総合職に就いてキャリアアップをする美大生も
大手企業が、美大生を総合職として採用する目的のひとつは「独自性」です。大手企業は自社の商品をブランド化したいため、独特のアイディアやデザインを求めています。そうしたブランド化や他社との商品を差別化したいとき、美大を卒業した社員の意見が重要視されることもあるようです。
総合職で自分のキャリアをはじめ、後に自分の望む分野の仕事ができるデザイナーとして転身することも、美大卒の生き方としてあると思います。まずは、総合職で多種の経験を積むことで一般的なビジネススキルの身に付け、休日などを利用して自分のやりたい分野でのスキルを向上させる。自らのキャリアプランを早いうちから考えておくことが大切になります。

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PARAFT編集部
一昔前と違い、美大生がもつ独特の感性は大手企業やゲーム開発企業からも求められています。いきなりデザイナーやweb系の仕事に就くのではなく、どこかの企業に就職すればキャリアを積む過程でさまざまな情報も収集できるではないでしょうか。