薬剤師 の記事2016.09.11
変化に応じ長く働ける薬剤師
「薬剤師」の仕事内容、働き方、平均年収、資格など紹介
2016.09.11 文章 / PARAFT編集部
薬剤師資格が活かせるお仕事には、このようなものがあります
→病院で作成された処方箋を元に、患者さんに薬を渡す仕事です。
▼ ドラッグストア・薬店勤務
→調剤コーナーがある店・ない店があるのですが、患者さんにとって適切な市販薬を勧めるのが一番の仕事です。
▼ 病院勤務
→医師の処方箋を元に、薬の調剤を行う他、病室で患者さんへの薬の説明・医師と治療方針を相談するなどの業務も行います。病院によっては、在宅医療の患者宅を訪問し、薬を適切に飲んでいるかなどの管理業務を行う場合も。
▼ 製薬企業勤務
→MR(医薬情報担当者)が薬剤師の資格を活かせる主な仕事です。医師や薬剤師・医療関係者に新しい薬の導入を提案したり、情報を知らせたりします。
薬の研究者になる方もいます。
▼ 治験コーディネーター(CRC)
→新しい薬の治験に立ち会い、患者さんへの聞き取り調査やケアなどを行います。
▼ 公務員
→厚生労働省の医薬・生活衛生局などで、国民の健康に関する問題を解決していく仕事です。ちなみに、麻薬取締官も薬剤師の資格が活かせます。
▼ ケアマネージャー
→介護のプランを組み立てる仕事です。
薬剤師の働き方にはどんなものがある?
▼ 調剤薬局
→病院の処方箋に基づいて薬を処方する仕事なので、会社員のように平日の日中に仕事するケースが多いです。
▼ 診療所勤務
→平日の日中勤務のケースが多いです。
▼ ドラッグストアや薬店
→土曜・日曜・祝日が忙しいので、平日以外に働くケースも多いです。
▼ 病院勤務
→シフトによって夜勤や土曜・日曜・祝日出勤が入るケースもあります。
▼ 製薬企業勤務や公務員
→原則は平日勤務ですが、業務内容によっては休日勤務も。
② 女性薬剤師の働き方
結婚や産休のタイミングで仕事を辞めたり、パート・派遣社員になる方が多いです。その場合、子育てが一段落した後、正社員・パート・派遣社員として再就職するケースも。産休中は収入は少なくなりますが、在宅ワークを行う方法もあります。病院などは女性の割合が多く、産休や育休制度が整っている勤務先の場合、時短勤務や夜勤・休日勤務の免除などが可能な職場もあります。
薬剤師になる方法や平均年収について
薬剤師の平均月収は、人事院の平成27年職種別民間給与実態調査によれば、平均年齢36.4歳・369,217円です。ボーナスを年2回×2か月分で計算したところ、年収平均は約590万円になりました。会社の規模が大きいほど、より平均年収は高くなります。
② 薬剤師の年齢別割合は?
年齢別では、30~39歳(25.5%) 、40~49歳(23.8%)、50~59歳(20.8%)の順に多く、70歳以上も4.7%いるので、資格を持っていると長く働くことができます。
③ 薬剤師の主な就職先は?
薬学教育協議会の薬学出身者、平成28年3月卒業生および大学院修了者の就職動向調査結果報告書によると、薬局への就職者が34.0%で一番高く、ついで、私立大学病院付属病院・一般病院・一般診療所の薬局への就職者が19.3%、医薬品関連企業のMRが3.5%となっています。
④ 薬剤師になるには?
薬剤師の資格を得るには、6年制の薬学部を卒業し、毎年3月に行われる薬剤師の国家資格受験に合格しなければなりません。4年制の薬学部の場合、平成29年度までの入学者に限っては、卒業後、修士課程を修了し、薬剤師に必須な実習などをすることで、最短7年で薬剤師の国家資格受験が可能です。大学を卒業した社会人の場合、編入試験を受けることで、大学の2~4年次から通うこともできます。その代わり、募集が若干名なので狭き門となります。

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編集部チーム
PARAFT編集部
薬剤師の資格を持っていることで、結婚や出産などにより一旦仕事を辞めたとしても、特に地方では再就職率は高くなっています。有効求人倍率はまだ高水準をキープしていますし、薬剤師が求められる仕事も多様化していますので、女性には特にオススメの資格です。