敬語の記事2016.10.07
やりすぎ二重敬語には要注意
何種類あるの?とってもまぎらわしい「来る」の敬語まとめ
2016.10.07 文章 / PARAFT編集部
「お客様がお越しになりました」は間違い?
「お越しになる」も尊敬語で、時間と労力を使って移動する相手の行為に対して感謝の意味を込めて使うものですが、この場合はより丁寧な表現の「お見えになりました」を使いましょう。そしてお客様に対しては「ようこそお越しくださいました」と歓迎の意を伝えましょう。
使いすぎは大問題!「お越しになられるのをお待ち申し上げております」
まず、「お越しになる」自体が尊敬語であるうえに、語尾にも尊敬の意味の「なられる」をつけると二重敬語となり、不自然です。また、実は「お待ち申し上げております」という表現も違和感を持たれやすい言葉で、丁寧すぎると感じる人もいるようです。数回会ったことのある相手に使うと、慇懃無礼に受け取られかねませんので注意しましょう。
この場合は、少し言葉を変えてシンプルに来訪に対する感謝を伝えましょう。例えば「それではご足労おかけしますが、来週◯時にお待ちしております。」とするだけでも十分敬意は伝わります。
誤用しやすい「おいでくださる」
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やりすぎ二重敬語には要注意
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やりすぎ二重敬語には要注意
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編集部チーム
PARAFT編集部
敬語の使い方や、使う相手はなかなか慣れないものですね。日常的に使っていても実はおかしい言い回しがいくつもありますから、違和感のない敬語をTPOにあわせて使いこなし、できるビジネスマンとして一目置かれる存在になりましょう。