サーバントリーダーシップの記事2016.11.04
意識で変わるリーダーシップ
理想的なリーダー像?サーバントリーダーシップの考え方とは
keyword: サーバントリーダーシップ 組織 マネジメント 部下 チーム
2016.11.04 文章 / PARAFT編集部
サーバントリーダーシップとは?
出典:Pexels
「サーバントリーダーシップ」とは、リーダーが進んで奉仕者となるという考え方です。一般的にリーダーというと先頭でチームを引っ張るというイメージがありますが、サーバントリーダーシップを発揮するリーダーは、メンバーと同じ目線でもしくは縁の下の力持ちとして組織を支え、活躍します。これはAT&Tという大規模通信会社でマネジメントの研究と教育に携わったロバート・グリーンリーフが提唱した考え方です。彼は、「真のリーダーはフォロワーに信頼されており、まず人々に奉仕することが先決である」提言しています。
サーバントリーダーシップと支配型リーダーシップの考え方の違いについて
出典:Pixabay
一方「サーバントリーダー」が率いるチームは、常にメンバーが主体的に行動することが特徴です。なので、メンバーのモチベーションが高く、指示待ち人間は少ないでしょう。全体の状況や達成すべき目標を常に意識しながら、自分なりに工夫できるところを探します。リーダーが同じ目線でいてくれるためメンバーとの隔たりも少なく、信頼関係を築けていることでしょう。こうした環境では、メンバーたちは自分たちの仕事に活動的に向き合います。
サーバントリーダーシップを持つために
出典:Pexels
また、相手に寄り添って話を聞く「傾聴力」も必須スキルです。メンバーのやる気が上がらないのであれば、それを上から叱りつけるのではなく、その原因は何なのか、今どんな不満や不安を持っているのか、を聞いてあげる必要があります。より高い給与がほしいのか、人間関係に悩んでいるのか。そうした点を明らかにするためにも、個人個人に寄り添ってみましょう。
また、「全体の納得を得ながら計画を進めていく」ということも大切です。リーダーだからといって強権を発動するのではなく、目的達成のためにどのようなルートが最善か、全体で話し合ってメンバーが納得を得た意思決定をするようにしましょう。

![理想的なリーダー像?サーバントリーダーシップの考え方とは:r000016001410 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000016001410/iu8cy0pg00evac8f609ygkph.jpg)
意識で変わるリーダーシップ
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳BALANCE┻
意識で変わるリーダーシップ
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
「自分はリーダーの立場ではないし、関係ないや」と思う方もいるかもしれません。しかし、「メンバーのために奉仕する、寄り添って支援する」という考え方は、リーダーに限らずチームで働く上で、すべての方に必要な考え方といえます。意識で変えられる部分ですし、そうしたメンバーがで構成されたチームはきっと強い組織となることでしょう。自分のチームへの関わり方をいま一度、振り返ってもらう機会となってもらえたら幸いです。