雇用保険の記事2016.11.22
おさえておきたい加入条件
パートやアルバイトでも雇用保険に加入する条件とは?
keyword: 雇用保険 パート アルバイト 勤務時間 働く女性
2016.11.22 文章 / PARAFT編集部
アルバイトでも雇用保険への加入手続きをするのは事業主
働いていた人が失業した場合、明日からの生活が不安定になってしまいます。そんなリスクを避けるため、万が一失業した場合、失業給付を受け取ったり、再就職の支援を受けられる制度です。
▼ 雇用保険は必ず事業主が手続きするもの
雇用保険は働いている人が自分で加入するのではなく、事業主が手続きをする必要があります。つまり生命保険のように希望して加入するのではなく、一定条件を満たす労働者を抱えている事業主は、その労働者を雇用保険に加入する義務があるのです。
▼ 雇用保険の保険料について
雇用保険の保険料は、給与に対して1000分の15前後で、会社と労働者が折半して支払うケースが大多数です。個人で負担する金額は毎月数百円から数千円と、給与額などに応じて個人差がありますが、負担は小さいといえるでしょう。
アルバイトでも週20時間以上、31日以上の雇用見込みが加入の条件
では、雇用保険に加入の義務が生じる条件には、どんなものがあるのでしょう。
・会社が雇用保険適用事務所であること
雇用保険適用事務所とは、1週間の勤務時間が20時間以上、さらに31日以上働き続ける予定の労働者が一人以上いる会社のことです。人を雇っている多くの会社が、この条件に当てはまると考えられるでしょう。
・パートであってもアルバイトであっても、この条件にあてはまる人
パートやアルバイトであっても条件にあてはまる人は、事業主に雇用保険に加入してもらう権利を有するのです。
▼ 失業給付金を受け取る条件
失業給付金を受け取ることができるのは、1年以上雇用保険を払っていることが条件になります。例えば、1日5時間週4日、2年間働いていたアルバイト先が店じまいするなどして急に職を失ったら、アルバイトだったとしても失業給付を受けることが可能となるのです。
自分はアルバイト先で雇用保険に加入している? 不安に思ったら確認を
▼ 雇用主に確認
まずは自分が雇用保険に加入しているか、調べる必要があります。雇用保険に加入すると雇用保険被保険者資格取得等確認通知書、雇用保険被保険者証が交付されます。これらを目にしたことがない人は、雇用主に確認してみましょう。
▼ ハローワークで確認を請求
自分でハローワークにいき、雇用保険の加入が必要か確認を請求することも可能です。また、雇用保険に加入の条件を満たしているのに加入していなかった場合、さかのぼって加入することもできる場合があります。
パート・アルバイトや有期雇用の契約社員として働く人も、雇用保険の加入は無理と諦めず、条件に当てはまっているかどうか、まずはしっかり確認してみましょう。
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編集部チーム
PARAFT編集部
現在アルバイトでこの先の就職を考えている人であれば、週に20時間以上働くことで雇用保険に加入することができ、次の就職活動が有利になる可能性もあります。現在週20時間未満という人は、雇用保険加入を視野に入れて勤務時間を増やすのも手ですね。