酒造りの記事2016.11.23
日本文化の後継者になりたい
日本酒づくり職人、杜氏になるには?仕事内容・働き方を紹介
2016.11.23 文章 / PARAFT編集部
杜氏とはどんな仕事か、日本文化との関わりは?
昔から地方の農村や漁村の人々が閑散期となる冬に蔵元へ出向いて行う季節労働の1つでした。その多くは蔵人と呼ばれる人たちで、その蔵人をまとめるのが杜氏の仕事でした。
しかし、昭和の高度経済成長期以降に杜氏は後継者不足となり、高齢化が進みました。また、地酒のようなブランドを作ることで地方での仕事が安定したことにより、これまでの閑散期に行う仕事ではなくなり、その働き方が変わってきました。現在では蔵元と呼ばれる製造会社に所属し、正社員として働く方法が主流です。
杜氏はリーダー! 技術力だけではなれない仕事
杜氏になるためには、蔵元の会社に入社し、経験を積んだ後に昇進したらなれるのが一般的です。1つの部門を任されるリーダーですから、大きな企業で例えるならば課長クラスといえるでしょう。
海外や若者の日本酒ブームにより注目されている
また、若者の間ではバイオテクノロジーや発酵、特に農学部系の学部の出身者が進路として蔵元の会社を選び、杜氏を目指すということも増えています。これまでは男性が中心となっている組織でしたが、この分野の学部は女性も多いため、女性が蔵元へ就職するケースも増えています。
このような背景により酒造りを行う杜氏の働き方は大きく変化しています。

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編集部チーム
PARAFT編集部
英語でも「Sake」と呼ばれ、日本文化の象徴の1つである日本酒。その造り手である杜氏の働き方は大きく変化をしています。複雑な技術を身に付ける必要はありますが、奥が深い職人の世界です。いきなり転職先の1つと考えるのはハードルが高いかもしれませんが、これを機に興味を持った方は仕事選びの参考にしてくださいね。