コワーキングスペースの記事2016.12.28
場所にとらわれない働き方に最適
「コワーキングスペース」日本と海外との違いとは?
keyword: コワーキングスペース 海外 日本 働き方 場所
2016.12.28 文章 / PARAFT編集部
日本国内では350以上のコワーキングスペースが稼働中
出典:freepik
日本の場合、自宅以外で仕事をする場所がほしい、仕事環境の整った空間がほしいといったニーズが高いため、利用料金が手軽であることや、アクセスしやすい立地条件などが、人気のコワーキングスペースとなる必須条件と言えます。
ホテルやジムの併設も!? 海外のコワーキングスペースは個性的
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1か月単位で借りれば利用料金は数万円、1日利用なら数千円、1時間単位なら800円~1,000円程度。場所によっては、ワンドリンクを頼むことで数時間使えるWi-Fiのパスワードを教えてもらえる、という場所もありますが、利用料金に大きな違いはないようです。
また、海外のコワーキングスペースは、ホテルと一体型になっていたり、スポーツジムの設備も整っていたり、ボルダリングの壁が設置されていたり……。かと思うと、だだっ広い倉庫のような場所に作られていたり……。実に個性豊かです。
海外ではビジネスチャンスを広げる場所として利用されている
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日本の場合、現状では施設の利便性という利点を求め、コワーキングスペースに人が集まってきているのに対し、海外では、ビジネスパートナーとの出会いの場や、新しいビジネスチャンスを発見する場という意味合いが強いのが特徴です。そのため、それぞれのコワーキングスペースに、コンシェルジュのような役割をするスタッフがいて、「あの人は今こんなビジネスをしている」「紹介するから話をしてみたら? 」など、利用者同士の仲介をしてくれる場所もあります。例えば、アメリカ国内や国外5か国にも店舗を持つ、世界を代表するコワーキングスペースチェーンでは、定期的なイベントで会員企業同士のつながりを深める取り組みを行っているほか、会員だけが使えるSNSを提供しています。また、オランダのあるコワーキングスペースのホームページには、利用者が顔写真と自己紹介を掲載している会員紹介のページがあり、利用者とスペースとの信頼関係を表しているように感じられ、利用者同士のコミュニケーションに一役買っているという印象です。
コワーキングスペースを、単なる仕事の場としてとらえるのではなく、ここで出会った人とビジネスを起業し、いずれコワーキングスペースを卒業して自分のオフィスを構える、というのが、利用者の目標だということです。

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場所にとらわれない働き方に最適
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場所にとらわれない働き方に最適
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編集部チーム
PARAFT編集部
日本でも、コワーキングスペースで起業のための説明会が行われたり、異業種コミュニケーションのイベントが開かれたり、さまざまな取り組みがなされてきています。そういった流れがもっと加速することで、コワーキングスペースがオープンスペースに作られている真の価値が、発揮されていくのかも知れません。