ベネフィットの記事2018.09.28
類語メリットとの違いは?
ビジネス用語「ベネフィット」その意味と使い方は?
keyword: ベネフィット 意味 使い方 ビジネス メリット
2018.09.28 文章 / PARAFT編集部
ベネフィットという言葉に含まれる意味
『大辞林第三版』によると、ベネフィットとメリットの言葉の意味として以下の説明があります。
▼ ベネフィット
時間の短縮や作業の軽減など、その商品を使用することで得られる利便性や満足感。
▼ メリット
ある物事を行なって生じる利益。得るもの。
またベネフィット(benefit)の類語として「profit」もありますが、こちらは「(商売の)利潤、利益、得(『三省堂Web Dictionary』より)」とあります。つまり、メリットやprofitが直接的な利益であるのに対し、ベネフィットは一つ先にある利益、満足という意味を持っています。
マーケティングにおける「ベネフィット」とは
ジャパネットたかたの元社長の高田明氏は、商品説明の際に、商品の仕様ではなくベネフィットを前面に打ち出すことで売り上げを伸ばしました。
例えば、デジカメを紹介する場合、重さや画素数などの商品自体のスペックを伝えるのではなく、デジカメを使って孫の写真や動画を撮影する楽しさや、そこから生まれる家族のコミュニケーションを想像させるような説明を行ったのです。
そうすることでシニア層の購買数がグッと上がったということです。消費者は、デジカメという商品ではなく、それがもたらすベネフィットを購入したと言えるでしょう。
薬を服用する場合の「ベネフィット」とは?
また、「くすりを使うことで、目的とする症状が改善する、病気が治るといった作用が、くすりの効きめ-ベネフィットです。
そして、決められた使い方、使う量をきちんと守ることによって最大限のベネフィットを得ることができます。
また、身体的・精神的苦痛が軽減される、治療期間が短縮されることで経済的攻が上がるといったこともベネフィットに含まれます。」とあるように、医療におけるベネフィットには広い意味がこめられていることが分かります。

![ビジネス用語「ベネフィット」その意味と使い方は?:r000016001759 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000016001759/iwg1vgco09auac8f603j99n1.jpg)
類語メリットとの違いは?
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳BIZ ETIQUETTE┻
類語メリットとの違いは?
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
利益を意味する言葉はいくつかあるようですが、その中でも、ベネフィットという言葉は、より広義の「利益」を意味しているようです。マーケティングにおいても、くすりを扱う現場においても共通しているのは、未来を含んだ意味で使われているということです。