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第一線で活躍し続ける訳|『職業としての小説家(村上春樹著)』:r000017002060 | PARAFT [パラフト]

出典:PARAFT

村上春樹の記事

第一線で活躍し続ける訳|『職業としての小説家(村上春樹著)』:r000017002060 | PARAFT [パラフト]

2017.02.22

村上春樹の記事2017.02.22

才能よりも大切にすべきものとは

第一線で活躍し続ける訳|『職業としての小説家(村上春樹著)』

keyword: 村上春樹 仕事 職業 小説家 ライター

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1979年『風の歌を聴け』(講談社)でデビュー以来、小説家として活躍してきた村上春樹さん。今年の2月にも期待の新作長編『騎士団長殺し』(新潮社)の発売を控える彼は、38年もの長きにわたり、どうやって執筆業を続けてきたのでしょうか。エッセイ『職業としての小説家』(村上春樹著/2016年、新潮社刊)から、その仕事術を学んでいきます。※ 文中太字は引用部分です

2017.02.22 文章 / 平原学

いちばん大事にすべきは、「チャンスを与えられた」という率直な認識

出典:Pixabay

20代のころ、借金に追われながら夫婦でジャズ喫茶を経営していた村上さん。小説を書こうと思い立ったのは、30代を間近に控えたある日、球場でヤクルトスワローズの試合を見ながらふと突然のことだったそうです。それから書き始めた最初の作品が新人賞を取ることになりますが、村上さんは意外と謙虚に、自身のことをこう記しています。

“僕は何も、自分を天才だと思っているわけではありません。何か特別な才能が自分に具わっていると、あらためて考えたこともありません。”

何かを成し遂げようとするとき、人はよく「才能」という言葉を口にしがちです。それが備わっていなければ諦めるしかない、と。しかし才能とは不確かなもの。数値化して表せるものでもなく、最初はあると思っていても、歳を取れば取るほど無くなっていくと感じる人だって少なくありません。

才能でなければ何を信じればいいのか、村上さんは“「自分は何かしらの特別な力によって、小説を書くチャンスを与えられたのだ」という率直な認識”だと述べます。

彼が「小説を書く」意味について考えるときはいつも、書こうと思い立った瞬間や、新人賞の選考経過を電話で告げられた日の出来事を具体的に思い出すそう。「初心忘るるべからず」という言葉もあります。村上さんはその「初心」の出来事が30年以上も詳細に記憶されていることを、“本当に素晴らしいこと”と綴っています。

今の仕事を続けられるのは、いろんなチャンスが重なった結果。もしも自信が持てなくなったら、「そう言えばあの日、こんなことがあったな」と「初心」のころの出来事をできるだけ具体的に思い出してみては。会社の面接を控えて家族に応援してもらった、願掛けのためにトンカツを食べたなど、ありふれたことで構いません。それらの思い出が、改めてその仕事を続けるための意味となってくれることでしょう。

その仕事を続けられなくても死ぬわけじゃない、という開き直りが肝心

出典:Pixabay

自信の有無とは別に、どうしても今までやってきた仕事をやりたくなくなってしまうときはあります。ただ「やらなきゃ」と自分を追いつめながら作業にとりかかっても、一向にはかどりません。いわゆる、スランプ。これを村上さんならどう打破するのか。

“僕の場合、小説を書きたくないときには、あるいは書きたいという気持ちが湧いてこないときには、まったく書かない”

さらには、べつに小説を書かなくたって死ぬわけじゃないんだしと開き直ってしまうのだそう。これも意外な回答ですが、的を射ています。書きたくないときは書かず、また書きたくなったら書けばいい。そうすると、「一向にはかどらない」というスランプに陥ること自体がなくなります。

これは真似できないと思う方も多いかもしれません。「仕事ができなければ生活費も稼げず、やがて死ぬよ」と反論する方もいるでしょう。しかし追いつめられて仕事をしても、効率は上がらないもの。ならば再び意欲が湧くまで、別の仕事をしてしまうのもテです。

村上さんも、小説を書いていない間は翻訳やエッセイなどを行っているそう。とくに翻訳の仕事は、“基本的に技術的な作業なので、表現意欲とは関係なくほぼ日常的に仕事ができますし、同時にまた文章を書くためのとても良い勉強になります”とのこと。それぞれの仕事が連動できるものであれば、一層効率が上がります。

会社勤めの方は、複数のプロジェクトを任されたり、2つの役職を兼任させられることもあるでしょう。「一つの仕事に集中したいのに……」とストレスになりがちですが、複数の仕事をうまく切り替えていくことで、それぞれの効率につながる場合もあるのです。「AもBも、どっちもやらなければならない」と板挟みになるのではなく、「Aが進まないときはBを進めればいい」と臨機応変に。より意欲の湧く方から積極的に回していきましょう。もちろん期限や優先度が異なる場合は、そちらも気をつけること。

本業以外の、やらなくていい仕事の判断とは

出典:Pixabay

上の見出しでは、一つの仕事で息詰まらせないために、別の仕事も行うという話を挙げました。しかしあまり手を広げすぎると、破綻してしまいます。

村上さんは、メディアでもあまり見かけることはありません。私もテレビで一度くらい講演会の様子を見た記憶がある程度。本書でも“自分から出演したことは一度もありません(心ならずも勝手に映されたことは何度かありますが)。”と述べています。

バラエティ番組などに出演する作家さんも多い中、村上さんは“本業以外のことに時間を取られたくない”と自ら避けているそう。その一方で、期間限定で設立されたWebサイト『村上さんのところ』では、一般読者からの質問の一つ一つに自身で回答しています。こちらは新潮社から書籍化もされており、「本業」とも言えなくもありませんが、厳密に「本業」と「それ以外」をどう区別したら良いのでしょうか。次の一文に、そのヒントがあるように思います。

“楽しくないことをやりながら生きる人生というのは、生きていてあまり楽しくない”

これは小説を書く行為について述べられた文ではありますが、仕事のやり方そのものにも当てはめられると感じました。仕事を広げていくと、ついつい「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」というような追い立てられた気持ちになることもあります。会社でも、あまり気の進まない仕事を勧められることがあるでしょう。そんなとき、どこで歯止めをかけるか、いつ「No」と言うか。やはり、自分自身の気持ちこそが大切なのです。

WRITER

コラムニスト、ライター

平原学

私も村上春樹さんのような小説家に憧れて小説を執筆していますが、書けずにスランプに陥ることも多く、40年近く続けられる村上さんを化け物じみて思うこともよくありました。しかし本書は意外に地道な努力が書き込まれ、小説家以外のどんな仕事を続けて行くにも応用が利きそうな話がたくさん飛び出します。村上さん自身の個人的な人生エッセイでありながら、これを受けて自分はどう生きたいと思うのか、その方向性を見出せる貴重な一冊でもあります。

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