人月単価の記事2017.01.28
非エンジニアも知っておこう
システムエンジニアにおける「人月単価」とは
keyword: 人月単価 システムエンジニア 会社 プロジェクト 見積もり
2017.01.28 文章 / PARAFT編集部
システム開発プロジェクトの見積もりは?
その人がプロジェクトのどの工程でどれほどのパフォーマンスを発揮できるかを、過去の経験やスキルセットなどから見積もり、「人月単価」を設定しますが、この見積もりが甘いと、プロジェクトを完遂できないほどの難局を迎えることになってしまうため非常に神経を使います。
人月単価の金額の算定根拠とは?
多くの場合、システムエンジニアの単価設定は受託するシステム会社の基準で設定されます。例えば、ベテランのシステムエンジニアは1か月100万円、新人のシステムエンジニアは1か月40万円といった具合に、その人の持つ経験やスキル等を考慮して定めているのです。
また、この単価はシステム開発会社ごとに独自の単価テーブルが存在します。同じようなスキルと経験を持ったシステムエンジニアでも、企業によって人月単価が変わるという事はよくあります。同様に、同じ会社の同じシステムエンジニアであっても、プロジェクトの業務内容や仕事の難易度によって単価が変わることもあるのです。
見積もりにおける人月単価の使い方
➀ベテランシステムエンジニア
100万×2人×6か月=1,200万
②新人システムエンジニア
40万×10人×6か月=2,400万
合計が3,600万円です。このケースではベテラン12人月、新人60人月という言い方で見積もりを作成するのです。
なお、この人月単価はシステムエンジニアが受け取るお給料ではありません。この単価からシステム会社の利益や間接経費、雑費などを引いた額がシステムエンジニアの手取りとなるのです。

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PARAFT編集部
IT化が加速するいま各所でエンジニア不足が叫ばれており、限られた予算のなかで高スキルのエンジニアを低単価で獲得することに躍起になっているという現場の声も聞こえてきます。ITをコスト部門ではなく”未来への投資”と捉える経営判断が求められているのではないでしょうか。