品質の記事2017.01.31
こだわり表れる日本のものづくり
高品質の製造について、日本企業の取り組みを紹介!
2017.01.31 文章 / PARAFT編集部
トヨタは世界から支持された生産方式で品質と効率を確保
トヨタ生産方式は、自働化とジャストインタイムという二つの要素からなっています(トヨタ社『トヨタ生産方式』)。自働化とは生産工程の中で、機械が自ら異常を検知して作業を止めることのできるシステムであり、これによって品質が守られると同時に、作業の効率化も実現しました。
ジャストインタイムとは生産する過程でのムダをなくすための方式です。「必要なものを、必要なときに必要な量だけ造る」ために、部品を“必要な分だけ”備えておくことを徹底。注文を受けてから、高品質の車を最も短時間でつくることを目的としています。
ソニーが大事にしているのは製品とカスタマーサービスの品質
具体的には、製品においては各ビジネスユニットごとに、カスタマーサービスにおいては各地域ごとに品質向上のための推進責任者を配置しています。各責任者は目標や事業計画を策定し、会議を行うことで品質向上に向けて活動しています。
また製品に関しては、設計・製造・部品のセクションごとに基準や目標を設けるなどして品質の確保をしており、顧客が安心して商品を利用できるように、安全性に関しては専門家の助言をもとに開発・設計をしています。
カスタマーサービスにおいても品質向上のため徹底した教育・研修がなされ、顧客の満足度調査を行うなどして、顧客が快適に製品を利用できるように取り組んでいます。
日清食品は徹底した品質保証で食の安全を守る
独自の分析システムを活かし、農薬・食物アレルギー・発がん性物質などたくさんの検査を行い、安全な製品づくりを行っているのです。
また、生産工場での品質管理体制も独自のもので、原材料にはQRコードを付けることで使用期限などの情報管理を行い、工場内には品質管理カメラを設置して異常があった際の早期発見を促し、工場への入場者にはICカードを付けて入場者の情報を管理しています(日清食品『生産段階における品質管理体制』)。すべての情報がデータ化されることにより、工場生産でのリスク回避や品質向上につながっています。

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PARAFT編集部
日本を代表する製造企業に共通することは、すべて今ある品質を守るだけでなく品質を向上させることに力を注いでいる点ですね。そしてグローバル規模の事業となっても、その品質を落とすことのないよう管理を徹底することで、高品質な日本製品が世界で評価されるようになったのです。