働き方改革推進本部の記事2017.02.04
働き方改革のための取り組み
各地方自治体が設置する「働き方改革推進本部」とは
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2017.02.04 文章 / PARAFT編集部
働き方改革推進本部ってどんなところ?
働き方改革推進本部とは、その中で働き方改革・休暇取得促進チームの下に、厚生労働省の取り組みを強力推進し全国展開するため、平成27年1月に各都道府県労働局に設置された組織のことです。
厚生労働省ホームページによれば、
「① 労働局長、労働基準部長による企業経営陣への働きかけ
② 地方自治体、労使団体等との連携による働き方の見直しに向けた地域全体における気運の醸成 (年次有給休暇の取得促進など)」
を目的としており、地方創生につなげることを掲げています。
都道府県労働局の働き方改革について
ですが、あくまで主体は各都道府県労働局であるため、地方により様々な取り組みが行われています。
たとえば東京労働局の働き方改革推進本部 は、企業側が自主的に働き方の改革を行うことを強く推進しています。
その要請のため労働局幹部が経営陣を訪問したり、働き方改革宣言と呼ばれる長時間労働の削減や有休休暇の取得に取り組んだ企業に対して、助成金・助言・専門家によるコンサルティングなどのバックアップを行っています。
また、厚生労働省の提案する「ゆう活」にも力を入れています。「ゆう活」は、夏の生活スタイル改革の愛称で、陽の長い時期は、朝方勤務やフレックスを活用することで夕方は早く帰り家族と過ごせる取り組みとなっています。
働き方改革による実際の取り組み事例は?
① コニカミノルタ株式会社
製造業でお馴染みの会社で、コピー機などで利用されている企業も多いことでしょう。育児や介護など生活の環境変化があってもキャリアを諦めないよう支援し、現在は長時間労働対策をメインに行っています。
② 日新火災海上保険株式会社
金融・保険業のトップクラスの会社です。ワーク・ライフ・バランスの実現のため、労働時間の短縮を導入したり、長期傷病欠勤からの復職を目的としたアフターケア制度の設定で、社員が健康で長期的に働けるような環境整備に取り組んでいます。
③ カルビー株式会社
お菓子メーカーで有名なカルビーですが、早朝出勤・早期帰宅を推進している会社の一つとなっています。仕事を早く終え、一日の残りの時間を有効に活用することを目標にしています。

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編集部チーム
PARAFT編集部
2017年2月1日にも総理大臣官邸で第6回「働き方改革実現会議」が開催されており、同一労働同一賃金や長時間労働是正について議論が行われました。プレミアムフライデーについても国会への理解に言及するなど、具体的な動きを加速しようとする政府の姿勢が伺えますね。