Rubyの記事2017.02.14
比較的難易度が低くて始めやすい
各プログラム言語の特徴、難易度をご紹介します【Ruby編】
keyword: Ruby 特徴 難易度 プログラム言語 求人
2017.02.14 文章 / PARAFT編集部
プログラム言語Rubyとは何か?
Rubyが誕生したのは、まつもと氏が「自分自身がプログラミングを一層楽しみたい」と思ったことがきっかけだそうです。当時はバブル崩壊直後、社内システム開発に従事していたまつもと氏は、新規開発凍結によってほとんど仕事がなくなるという事態に直面し、幸か不幸かRuby開発に多くの時間を割けるようになりました。「当時はまだ大らかで、社内でRuby開発を進めても、あまりうるさいことはいわれなかった」とのこと。開発時、まつもと氏が念頭に置いたのは、「やりたいことを、ストレート/簡潔に記述できる設計にする」こと。集計処理やテキスト処理などを簡潔に記述できるようにしたことで、これらの作業に取られる時間が減った結果、自分のやりたいことに楽しく集中できるようになったと言います。
オブジェクト指向とは、データと処理に関する考え方です。例えば、AさんのプロフィールとBさんのプロフィールというデータの集まり(オブジェクト)があるとします。ここで、データの集まりに対して、あなたの年齢は? と問いかける処理をすると、それぞれ、Aさんの年齢、Bさんの年齢の応えが返ってきます。このように、データや処理をオブジェクトとして、テーマを持った集まりを形成することで、アクセス性を高める方法をとります。
スクリプト言語というのは、アプリケーションソフトウェアなどの作成に用いられる簡易的なプログラム言語の一種です。
Rubyの特徴や他の言語との違いとは?
また、特徴的な仕様として、動的型付けという点が挙げられます。多くの言語では、プログラム中に変化する変数の種類を決める型が定められていて、例えば、C言語であれば変数の型がint型なのかchar型なのかといった具合に、事前に決定しておく必要があります。それに対し、Rubyで行われる動的型付けでは、宣言(変数を事前に決定する)せずに記述できるなど、プログラムを組む上でのストレスが少なくなっています。
Rubyでプログラミングを始める難易度は?
工学系の専門・大学などであれば、本格的に勉強しなくても、C言語などのメジャー言語で簡単なプログラムを実行することは珍しくありません。当然学習の中でつまずく人もいないわけではありませんが、多くの場合、簡単な文法や記述であれば最終的に課題をこなせる程度には学ぶことができます。Rubyの場合、言語としての分類はC言語やJavaと同じ、オブジェクト指向言語で、命令型と呼ばれる言語です。文法にこそ多少の差はありますが、Rubyの場合はC言語などと比べて、記述の複雑さが解消されていたり、ストレス性が低くなるように開発・設計されているため、新規にプログラミングを始める人にも向いている、比較的低難度の言語と言えます。
また、Rubyは開発者が日本人のため、ポータルサイトも日本語です。その点は他のプログラム言語よりも極めて習得が容易な点となります。

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比較的難易度が低くて始めやすい
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比較的難易度が低くて始めやすい
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編集部チーム
PARAFT編集部
実際にRubyを学習する際は、合わせて「Ruby on Rails」といったフレームワークを学習しておくと、効率面でも、実際に開発を行う場面でも有意な場合が多くあります。Rubyが比較的難易度の低い言語であるということもあり、未経験あるいは独学程度の知識でも求人企業は多く見つかります。まずは試しに簡単なプログラムを1つ作ってみよう、ぐらいの心持ちで始めてみても良いかもしれません。