人手不足の記事2017.02.19
24時間営業の廃止の理由
人材不足でサービス産業にみられる深夜営業廃止など働き方改革
keyword: 人手不足 サービス産業 生産性向上 深夜営業 働き方
2017.02.19 文章 / PARAFT編集部
深夜営業を廃止するサービス産業
出典:Pixabay
24時間営業を廃止した企業はマクドナルドやすき家も同様で、サービス産業全体に浸透しています。頻繁に深夜のファミレスを利用していた人にとっては寂しいのかもしれませんが、実際に営業時間を短縮したことで従業員やアルバイトが休日を取りやすくなり、生産性が向上したとの声も少なくはありません。
ダラダラと長時間営業するよりも、限られた時間で上質なサービスを提供できるように各企業が働き方を見直しています。
サービス産業が深夜営業を廃止する理由
出典:Pixabay
▼ 慢性的な人手不足……地方都市にある飲食店では人手が不足していることが多く、社員が昼夜問わず長時間労働をしていることが珍しくはありません。昨今残業時間や就業時間の長さが問題となっており、勤務時間を減らしたいという思惑が廃止の背景にあります。
▼ 人件費や光熱費の削減……24時間営業していても、深夜はお客様がほとんどいない飲食店では人件費や光熱費の負担の方が大きくなりがちです。現在24時間営業廃止を進めている企業は、来客数の少ない店舗から廃止にしています。
▼ 若者のファミレス離れ……今のようにスマートフォンが広く普及していなかった時代は、連絡をとるツールも少なく友達と会話をするためには実際に会うことが必要でした。そんなときに頻繁に使われていたのがファミレスやファーストフード店でしたが、連絡ツールが普及したことでわざわざ深夜に集まる必要がなくなり、飲食店の需要が減っています。
深夜営業を廃止したサービス産業の展望
出典:Pixabay
すかいらーくグループでは、営業時間を短縮した分ファミリーレストランの本来の目的である食事の質を高めています。食事目当てのお客様が来店しやすいランチタイムやディナータイムはスタッフの数をきちんと揃え、丁寧な接客を徹底しています。深夜営業の廃止によって浮いたコストを従業員の給料に回して、スタッフの士気を高めているところも企業努力のひとつです。

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24時間営業の廃止の理由
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24時間営業の廃止の理由
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PARAFT編集部
日本人は長時間労働を美徳とする傾向がありましたが、欧米化が進む中で短時間で効率よく働くことが大切と考えられるようになってきました。サービス産業が24時間営業を廃止することによって、働き方改革はますます進むことが予想されます。