教員の記事2017.02.20
部活動労働の軽減に向けて
文部科学省が教員の部活動顧問での負担減に民間サービス活用も
keyword: 教員 部活動 文部科学省 コーチ派遣 コンサルティング
2017.02.20 文章 / PARAFT編集部
部活顧問のブラックな働き方の実態
一方で、部活動というのは部活動は生徒の自主的な参加により行われる教育課程外であり、いわゆる学校の授業ではないため、教員にとっては必須の業務ではないのです。にもかかわらず、ほぼすべての教員が何かしらの部活動の顧問を行うことが半ば常識となっている点が以前から指摘されているのです。
教員の負担軽減を要望する署名活動も!
では、現在どのような対策が進んでいるのでしょうか。実は部活動の顧問を行っている教員の長時間労働を是正すべく、すでに自治体レベルで動き出したところがあります。2015年9月に大阪市は部活動のあり方研究と題して委託団体活用モデル事業の推進を開始することを発表しました。これは部活動の指導を民間団体へ委託するという施策です。
民間の団体が部活動の指導に参入する動き
同時に、地域におけるスポーツクラブの振興も進めていくこととなっています。学校の部活動と連携し生徒のスポーツ活動を支えること、あわせて学校のスポーツ活動を民間団体がコンサルティングし効率の良い指導を行うことなどを盛り込み、現在法制化を目指して検討しているのです。教員の長時間労働に端を発した部活動問題は、関係各方面の反響を呼び現在急速に改善に向けた動きが広がっているのです。

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部活動労働の軽減に向けて
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部活動労働の軽減に向けて
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編集部チーム
PARAFT編集部
教員にとって部活動の指導は無償あるいはわずかばかりの手当をもらっての活動となります。ほぼ休みなしで指導しなければならない現状はブラックと言われてもおかしくない労働環境であり、早急な改善が求められています。