モノ同士がつながり生まれる価値

「家電×IT」これからのIoTビジネスはどのように変化する？

昨今、耳にする機会が多くなっている「IoT（アイオーティー）」という言葉をご存知でしょうか？ Internet of Things（モノのインターネット）の略称である「IoT」の意味、またIoTによって私たちの生活や働き方にどのように変化をもたらし、豊かにしてくれるのか。今知っておくべき「IoT」を取り上げます。

2017.02.28 文章／ PARAFT編集部

モノ同士がインターネットでつながる「IoT」

出典：Free stock photos · Pexels

世界中の情報に触れることができるインターネット、今やパソコンやスマートフォン、タブレット、腕時計型デバイスなど、さまざまな機器とつながり、私たちの日常生活で欠かせない存在になっています。こうしたインターネットを“パソコン類以外”のあらゆるモノをつなぐこと、またモノとモノがネットワークでお互いにつながり合うことを「Internet of Things」と呼び、その略称「IoT」が近年ますます浸透してきています。

モノがインターネットにつながり、モノどうしが相互接続することにより、私たちの生活や仕事で抱えていた問題点はどう改善されていくのでしょうか？

IoTでつながるありとあらゆるモノ、具体的には？

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IoTによってつながるのは、具体的にどんなモノなのでしょうか。

総務省の『平成27年版情報通信白書』（第２部ICTが拓く未来社会）』によると、「IoTで想定している接続されるモノは、接続機器の従来の代表格であるパソコンやスマートフォンだけではなく、車や家電、産業用設備など、従来通信機能を備えていなかった機器が挙げられる」とあります。

例えば、遠隔操作できるコーヒーメーカーや、日々の献立の相談ができてしまう電子レンジなどもIoT化された家電のひとつといえます。また、冷蔵庫もIoT化され、中に入っている食材をスマートフォンで確認することも可能となりました。

IoTがビジネスや経済に与える影響は？

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「IoTは、情報の収集・蓄積、解析、反映・応用のあらゆる面において革新をもたらすことから、ビッグデータの活用を具現化するとともに、各産業のビジネスや産業構造そのものを大きく変革する可能性を秘めている」（総務省、平成27年版情報通信白書（第２部ICTが拓く未来社会）より）とされています。IoTによって集められた情報を分析することにより、業務の改善や効率化に役立てることも可能です。これらのことから、IoTが経済的に与える効果も大きいと考えられています。今後も生活や働き方を豊かにするため、ビジネスのひとつとしてだけではなく、さまざまな分野でより多くのモノがインターネットとつながっていくことでしょう。

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