みなし残業手当の記事2017.03.30
何時間働いても残業代が一定?
契約したみなし残業時間を超えた分に関しては残業代が発生します
2017.03.30 文章 / PARAFT編集部
みなし残業の法的根拠と制度のあらまし
出典:Pixabay
みなし労働時間制は、法的根拠があります。事業場外労働と裁量労働については、実労働の時間計算が難しい場合には、その業務の遂行に必要とされる時間分働いたとみなすというものです(労働基準法第38条の2、3)。その場合、会社と労働者で話し合い、みなし残業時間を決めて行くことで、みなし残業が入ります。
みなし残業制度の導入の注意点とメリット
出典:Pexels
・定額残業代部分が、基本給とは別に明確に区分されていること
・何時間分の残業代が含まれているのかを明示すること
・残業時間が、定めた時間を超えた場合は別途残業代が発生すること
これらが示されていないと、時間外労働の未払いとなるという判例も。
そのうえで、導入するメリットは何でしょうか。(書籍『定額残業制と労働時間法制の実務』より)
①給与計算事務処理負担の軽減
②長時間労働の抑制手段
③採用上の訴求力を高める
導入には、注意点とメリットを十分に検討することが必要といえます。
みなし残業手当の基になる時間と計算方法
出典:Pexels

![契約したみなし残業時間を超えた分に関しては残業代が発生します:r000017002333 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000017002333/iz5kree00kn7ac8f60dlc5ms.jpeg)
何時間働いても残業代が一定?
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳CAREER CHANGE┻
何時間働いても残業代が一定?
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
みなし残業とは、何時間残業しても一定の時間とみなすものではありません。企業が一定時間の残業をみこんで、残業代をあらかじめ月給に記載し、残業時間を計算せずとも固定分の残業代を支払うという制度です。制度を理解して、違法に取り扱われないよう気を付ける必要があります。