多言語学習の記事2017.03.04
多言語学習の良い影響
多言語学習のメリット! 人格形成にも影響あり?
keyword: 多言語学習 英語 コミュニケーション 人格 メリット
2017.03.04 文章 / PARAFT編集部
多言語学習をすると頭が良くなる?
多言語学習では、常に、いくつかの言語の中から、そのときに適切な言葉を選び、文章を作っていかなければなりません。例えば、「リンゴが食べたい」と言いたいときは、頭の中にあるりんご、アップル(英語)、サグァ(韓国語)、アプフェル(ドイツ語)を選び抜き、文法もその言語に合わせて並び替える必要があります。その選びとる能力が、多言語学習者は優れています。
また、このように脳をフルで使うと、脳の力を鍛え、認知症の予防にも高い効果があります。
さらに、ヨーロッパ圏の言語は起源となる言葉が同じであったり、文法が似ていたりすることから、一つの言語を習得すると、近い言語圏の言葉も覚えやすくなります。日本語と韓国語の文法は似ており、漢字の読みも似ているものが多いので、日本人にとっては韓国語は覚えやすい言葉です。多言語学習は、さらに言葉を増やしやすくなる学習法とも言えます。
多言語学習が人格に与える影響とは?
言葉の成り立ちにも文化が影響しており、その背景を理解しようとすることで、異文化を理解する姿勢を身に付けることができます。これは他者への共感力を高めるのに非常に有効で、「相手の言っていることを理解したい」と思うような人格の形成にも役に立ちます。
言語はコミュニケーションの手段の一つです。多言語を学習することで、コミュニケーションをとれる人の数は単純に計算しても増えます。コミュニケーションを取った人の数やその経験は、財産になり、自信にもつながります。
多言語学習をしても脳は混乱しないのか?
確かに最初は混乱はするかもしれませんが、その経験を積むことで脳の処理能力は上がります。マルチタスクという言葉がありますが、料理をやり慣れない人は、湯をわかして、野菜を切って、茹でて、オーブンで仕上げをして、食べて、皿と調理道具を洗うという一つ一つの手順になりがちですが、慣れてくると湯を沸かしている間に野菜を切って茹で、オーブンに料理を入れている間に調理道具の片付けをするということが自然とできるようになってきます。これは訓練です。
また、前述したように、似た言語圏の言葉もあるので、一緒に勉強しているとそれぞれの言葉のつながりが見えてきて覚えやすくなるというメリットがあります。そして、一つの言語の学習に飽きても、他の言語に移ることもできるので、言語学習全体にかける時間は増えます。

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多言語学習の良い影響
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編集部チーム
PARAFT編集部
多言語学習は脳を活性化させ、人格形成にまで影響を与えるなどメリットがたくさん。脳に与える影響は、学習の期間は関係なく、脳を使うことそのものに意義があると考えられています。早期教育にこだわらず、大人になってからの学習でも能力アップに効果ありです。