中国の記事2017.03.04
中国製は粗悪はもう古い
中国の家電メーカーがここ10年で大きく伸びた理由とは?
keyword: 中国 産業 家電メーカー スマホ 価格競争
2017.03.04 文章 / PARAFT編集部
日本家電メーカーが中国家電メーカーに抜かれた理由
その大きな理由として、日本のメーカーと中国のメーカーの投資金額の違いがあげられます。中国企業は、日本企業の数十倍の金額を工場などに投資しています。そのため、規模が大きくなり、日本の部品や材料を作る企業が中国企業に商品を卸し、大規模な工場で生産される中国製の製品は安く、高品質の商品を作ることができるというサイクルができ上がっています。
さらに、中国は人件費も安く、商品の方向性は日本企業などの方向性を真似、性能などは日本製の部品を使っているため、利用するうえでまったく問題のない品質の商品を低価格で作ることのできる中国企業に、日本企業は太刀打ちできない状態となってしまっています。
中国家電メーカーが大きく伸びている背景
また、中国の家電メーカーは、得た利益を使い企業買収にも力を入れています。高い技術力を持っている企業を買収することで、中国企業は、安い製品を作る能力にプラスし、技術力まで手に入れています。そのような背景から、中国家電メーカーは大きく伸びてきています。
中国家電メーカーの伸長による日本企業への影響
ただ、日本企業の問題点として、中国メーカーにシェアを奪われたことだけでなく、シャープや東芝などにも表れているような企業体質が古く、良好とはいえない状況であることもあげられます。新卒採用などの人気企業ランキングからも落ちており、さらに多くの優秀な人材も引き抜かれています。働く人にとって魅力的な環境を作り、かつて以上の開発力や競争力をつけなおすことが求められています。

![中国の家電メーカーがここ10年で大きく伸びた理由とは?:r000017002353 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000017002353/izbeydi308qvac8f60acbuym.jpeg)
中国製は粗悪はもう古い
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳OTHERS┻
中国製は粗悪はもう古い
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
日本でも中国メーカーの商品は多く販売されており、中国製品を実際に利用している人も増えています。日本のメーカーがかつて欧米のシェアを奪った状況と同じことを中国メーカーがしている状況です。日本のメーカーも改めて競争力を身につける必要があります。