自然言語処理の記事2017.03.07
ドラえもんやアトムへの第一歩?
人工知能で新たな可能性を「自然言語処理」のキホン
keyword: 自然言語処理 人工知能 解析 言語学 検索エンジン
2017.03.07 文章 / PARAFT編集部
人間が自然に話す言葉をコンピュータに理解させる
こうした技術革新の背景にあるのは、私たちが自然に話す言葉をコンピュータが解析し処理する「自然言語処理」。これは翻訳や検索の分野にとどまらず、コンピュータとの質疑応答や言い換えの提案など、さまざまな分野に影響を与えています。自然言語処理の技術がもっと進めば、私たちは人間を相手にするように、コンピュータとコミュニケーションをとるようになるのかもしれません。
Siriやしゃべってコンシェルジュなど話しかけることが常識に
少し前まで、コンピュータに向かって話すぐらいなら、打ち込んだほうが早いというのが言語学などを扱う技術者たちの常識だったそう。しかしこれだけスマホが普及してくると話は別です。スマホの小さな画面で文字を打ち込む面倒な手間をかけずとも、話しかけたほうがずっとラクチン。AppleのSiriやGoogleの音声入力、docomoのしゃべってコンシェルジュなど、検索や取り扱い説明を音声で行うサービスが当たり前のものになってきています。
より深い意味や言葉のニュアンスを理解できるようになるには
コンピューターがより人間に近いかたちで言葉を認識するためには、言葉がもつ意味や概念を定義し覚えさせる必要があります。しかし時とともに変容する言葉を定義付けすることは難しいもの。最新の研究では、言葉の意味を方程式で表す取組みも行われています。自然言語処理がビジネスに応用されるまでには少し時間がかかるでしょうが、今後の展開からは目が離せません。

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ドラえもんやアトムへの第一歩?
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ドラえもんやアトムへの第一歩?
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編集部チーム
PARAFT編集部
人間が話す言葉を完全に理解・処理して返答するロボット。そう言われて思い浮かぶのはドラえもんやアトムでしょう。まるで感情を持っているかのように、受け答えする人工知能ロボット。自然言語処理の技術が進めば、ロボットと友だちになることも夢ではないのかもしれません。