G7サミットの記事2017.03.11
G7サミットはどんな会合?
G7サミットとは?開催目的と国際社会に与える影響とは
keyword: G7サミット グローバル 首脳会議 開催目的 国際経済
2017.03.11 文章 / PARAFT編集部
1973年のオイルショックを契機に誕生した会議
翌1976年にアメリカ合衆国プエルトリコのサンファンで行われた第2回先進国首脳会議からカナダが参加し、先進7か国による首脳会議となりました。また、1990年代後半から、冷戦時代に対立していたロシアも参加するようになり、G8サミットと呼ばれ始めるようになりました。
現在は7カ国に戻り活動を続けてる
前述のG7・G8は年に一度開催国に集まり、国際社会が直面するさまざまな課題を解決するため、話し合いが行われます。主要な会合として、各国の首脳クラスが参加する「G7サミット(首脳会議)」、グローバル金融市場の安定のための「財務相・中央銀行総裁会議」が開かれています。各国の代表が一つのテーブルを囲み協議し、自由な意見交換を通じて全世界的なコンセンサスを形成することをその目的としています。
各国で総合的な判断を要する課題に対し、トップダウンで物事を決め進めていくことが特徴であり、課題に対し適切な決断と迅速な措置を同時に行うことが可能となっています。
2016年の伊勢志摩サミットにおける議題
2016年、日本で開催された伊勢志摩サミットを例に見てみましょう。この時の議題は大きく3つあり、原油価格の下落や貿易の減退に伴うリスクへの対処、質の高いインフラ投資の実現、女性活躍推進に向けた国際的機運の高まりへの対応でした。また、感染症対策やアフリカの開発、エネルギー安全保障の確保などもテーマとして議論されています。
会議後に打ち出された宣言の内容ですが、現地の労働者の雇用創出を含めた総合的な投資戦略の実現やSTEM分野の女性・女児のネットワークの強化など多くの首脳宣言が打ち出され、その後の国際経済に大きな影響を与えています。

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G7サミットはどんな会合?
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G7サミットはどんな会合?
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編集部チーム
PARAFT編集部
2015年にはドイツのエルマウ、2014年にはベルギーのブリュッセルと、G7サミットは毎年開催されています。2017年は既にイタリアで開催されることが決定しており、世界経済の混迷を打開するさまざまな議論が行われることとなるでしょう。