地域連携の記事2017.03.15
ゼミや授業で参加する地方創生
大学と連携したまちづくりとは?活動内容と事例を紹介
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2017.03.15 文章 / PARAFT編集部
大学と地域のまちづくりにおける関係
内閣府地方創生推進事務局でも、都市再生プロジェクトの一つとして、大学や地方公共団体間で情報・意見交換を行うことで地域連携のもと、まちづくりに取り組むことを推奨しています。これは大学地域連携まちづくりネットワークと呼ばれています。
また、経済産業省では街元気といわれる中心市街地活性化のための、まちづくりの情報Webページも運営しています。
では、実際に行われているまちづくりの取り組み事例を見ていきましょう。
大学と地域によるまちづくりの事例①
① 太秦地域交流プロジェクト(京都外国語大学)
商店街で行われる夏祭りの一環として、灯籠づくりワークショップや、スタンプラリー、写真展など、地域内で交流が広がるよう様々なイベントを毎年企画・実施しています。
② 南山城村を元気にするプロジェクト(龍谷大学)
人口減少・高齢化問題の危機にある南山城村の地方活性化のため、龍谷大学のゼミ生が茶農家と提携し、企画から栽培・出荷までプロリュースしたオリジナル宇治茶を生み出しました。
③ 夏季子ども科学教室(帝京大学)
八王子市立小学校に通う子どもたちが、帝京大学の教員や学生のアドバイスのもと、DNAを調べたり顕微鏡を使う体験をするなど本格的な科学的実験が味わえる貴重な場となっています。子どもたちに科学へ興味を持ってもらうことにより、将来の働き方の間口を広げる機会を提供しています。
大学と地域によるまちづくりの事例②
漆は栽培型資源であり、その文化や伝統を守りつつさらなる発展を目指すため、インクジェットで蒔絵に施す新しい技術を生み出しました。このプロジェクトで、研究室の学生だけではなくさまざまな異業種の人間の交流が生まれました。また、漆サミットと呼ばれる事業で、キャンパス内でパネルディスカッションや工芸品の展示なども大々的に行われています。
⑤ 泉州RUSHプロジェクト(大阪観光大学)
観光地としてはあまり発展していない泉州を盛り上げたい、地域活性に貢献したいという学生の思いのもと計画されたプロジェクトです。観光大学の名に相応しく、地域に密着した藍染体験などの交流イベントや、地産地消を意識した地元の食材を活用したオリジナルツアーを企画しています。

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編集部チーム
PARAFT編集部
まだまだご紹介しきれないほど、全国の各大学では地方活性化のためプロジェクトやボランティアが発足され、学生や地域住民が活動に励んでいます。自分の母校や、地域の大学では何が行われているのか目を向け、積極的に参加してみるのもよいかもしれません。