国際女性デーの記事2017.03.08
日本での大規模イベント開催も
3月8日「国際女性デー」とは?
2017.03.08 文章 / PARAFT編集部
20世紀初頭の労働運動をきっかけに始まった、女性の社会進出運動
出典:Pexels
こうしたジェンダー差別の撲滅と女性活躍に注目するきっかけとなったのは、さかのぼること約70年、20世紀初頭の北米とヨーロッパ全域で起きた労働運動に端を発しています。米・ニューヨークでは1908年に縫製労働者として働く女性が労働条件の改善を訴え、1910年にはコペンハーゲンで女性の普通選挙権に対する支援を盛り上げるため、社会主義インターナショナルが「女性の日」を制定しました。まだこのときには記念行事を行う具体的な日付は決められていませんでした。
その後、3月8日が「国際女性デー」となったのは1975年のこと。2017年の国際女性デーのテーマは「Women in the Changing World of Work: Planet 50:50 by 2030(変化する仕事の世界における女性たち:2030年までにプラネット50:50を実現しよう)」です。先進国と途上国、世界が一体となってジェンダー平等と女性がもつ能力を活かせる社会づくりに取り組んでいます。
女性が輝く社会をテーマにしたイベントを日本でも開催
出典:Pexels
また、UN Women・文京区・ユニリーバ・PwC主催により2017年3月7日には『HeForSheセミナー イノベーションが変える未来の仕事~マインドセットが変える私たちの生き方・働き方~』というトークイベントを開催。発展途上国における女性たちの地位向上についてや、男女格差が是正されない日本において、よりよい未来を築くにはどうすればいいのかが話し合われました。
イタリアでは感謝を込めて女性にミモザを贈るミモザの日
出典:Pixabay
日本ではまだ知名度が高くはない「国際女性デー」ですが、活発な取り組みによって今後定着していくのか、注目です。

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日本での大規模イベント開催も
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日本での大規模イベント開催も
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編集部チーム
PARAFT編集部
男女雇用機会均等法の施行から30年が経つ日本ですが、2016年のジェンダー・ギャップ指数はなんと144か国中111位。女性の社会進出や地位向上、企業内におけるジェンダー差については改善すべき点がありそうです。3月8日の国際女性デーが広まり、女性の地位向上についてのさまざまな意見に触れるきっかけが増えると良いですよね。