意思決定の記事2019.04.17
名言にも占いにもすがらない
人生の選択に迷ったとき後悔しない決断をするために必要なこと
keyword: 意思決定 ディンクリッジ 人生の選択 転職 後悔しない
2019.04.17 文章 / PARAFT編集部
心理学者・ディンクリッジが提唱した「意思決定するときの4タイプ」とは
①直感的
とにかく自分の経験や直感をもとに判断を下します。情報収集や複数の選択肢を検討するなど計画的なプロセスをすっ飛ばして、「決めたよ、俺!」となるのがこのタイプです。
②衝撃的
情報収集、選択肢を明確にする、選択する、行動して結果を検討し、意思決定を進めてゆく。この意思決定プロセスに価値を置かない、あるいはわかっていないタイプです。そのときの衝動で決めるため、内省から新たな道を探ることも苦手です。
③苦悩的
計画的に意思決定プロセスを踏もうとするものの、選択すること自体を悩んでしまい決断を下すことができないタイプです。思慮深いと思われることもありますが、時間がかかっても決めきれないとマイナス評価につながることも。
④計画的
意思決定プロセスを理解しており、情報収集をしながら、さまざまな選択肢を検討して、最善の選択肢を見出し決定できるタイプです。意思決定までに要する時間には個人差があります。
将来、後悔しないためには、”計画的”に意思決定を行えることが望ましいものの、これ以外のタイプだからといって自己否定に走る必要もありません。
「ああ、私はいつも直感的に決めちゃうけど、そのほうがスピード感があっていいと思う。走りながら、また考える方が好きだし。でも、たまに後悔しちゃうときもあるから、最終決断の前には立ち止まって考えるように心がけよう」など、何かを決めるときの自分の癖を把握して、リスク回避することが重要なのです。
注目したい、「意思決定を回避する4つのタイプ」とは
これが、意思決定を回避するときの4タイプで、①延期、②運命任せ、③言いなり、④弱気に分けられています。
①延期
情報量が少ない、判断するのが怖い、そもそもやる気がないなどの理由から実行するのを延期するタイプ。
②運命任せ
自分では判断せずに、外部の力を利用して決定をするタイプ。「なるようになるさ」が口癖かも?
③言いなり
他人に意思決定してもらうことにためらいがないタイプ。誰かに決めてもらったほうがラクだとも感じています。
④弱気
意思決定したあとの失敗が怖くて決断を決めきれないタイプ。よくいえば、リスクに敏感で頼りがいがあるのですが……!?
回避することはそのすべてが悪いことではありません。長い人生、無理やり決断を下して方向転換を図るよりも、先延べしたほうが功を奏する局面も多々あります。
しかし、意思決定を回避するということは、人生を選択を先送りにしたにすぎず、自分の人生を他人や運にお任せしてしまうリスクをはらみます。その結果「自分は不幸だ」と嘆いても、誰も助けてはくれないでしょう。自分で選択することが、人生を楽しむ第一歩なのです。
人生の選択に迷ったとき後悔しない決断をするためには
いろいろ考えて答えは出ているけれど、決定するに至らないというときには、①直感的、②衝撃的、③苦悩的、④計画的の4つの意思決定スタイルを思い出してください。心の中でモヤモヤしている原因が、「衝撃的に決めようとしすぎているからだ」「自分はもともと苦悩的に決めるタイプだから、モヤモヤするのはある意味当然なのだ」などのように浮き彫りとなり、自己理解が進むのではないでしょうか。
また、決めなきゃいけないことは分かっているけど決められない……という場合は、意思決定を回避するときの4タイプ①延期、②運命任せ、③言いなり、④弱気に自分を当てはめて見つめてみましょう。決めきれない原因に気づくことで、「よし、思い切って決断しよう」と前向きになるきっかけをつかんでください。
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PARAFT編集部
当たり前に決断や覚悟をしている人の姿を見ると、羨ましさを感じることがあります。でもそれは、自分の思考クセを理解してうまく付き合うことで、思ったより簡単に手に入れられるのかもしれません。就職、結婚、転職…考え方の法則を参考に、あなたの人生の選択がより良いものになることを祈っています。