料理選びの記事2018.10.01
料理とお酒どう選ぶ?
予算内で最高の料理を選ぶ技【50代元新聞記者の幹事テク集】
初心者こそ押さえておきたい!幹事の作法これだけ / 目次 に戻る
2018.10.01 文章 / PARAFT編集部
まずは飲み会の参加費を決めていこう
出典:Frame illust
料理とドリンクの選定に入る前に、まずは飲み会の1人当たりの参加費を決め、飲食代の予算を確定しておきましょう。
▼ 予算について
会社の飲み会は、みんなから集める参加費と、一部の上司からいただくご厚志(カンパ)によって開かれます。退職者など主賓の人からは基本的に参加費はもらいません。幹事はこの予算を賢く使い、主賓の分も含めて一次会の飲食費を払い、主賓への記念品・プレゼント代も払います。
▼ 予算の注意点
要するに、主賓の飲食費や記念品代をみんなで負担しますので、その分、どうしても1人あたりの飲食の予算はみんなが出す参加費より低額になります。参加人数がわずかであれば1人当たりの飲食予算はかなり抑えなくてはなりません。ここを理解しないで高いコース料理などを頼みますと、思わぬ赤字を出すことになるので注意しましょう。
▼ 上司や先輩に参加費について聞こう
飲み会の幹事になったら、上司や先輩に例年どれくらいの参加費でやっているのか聞いておきましょう。
例えば、例年1人当たりの参加費が5千円なら、基本的にはその金額を踏襲すればいいでしょう。ご厚志は期待できるか分かりませんから、とりあえず、予定される参加費をもとに1人当たりの飲食代と、記念品・プレゼント代の予算を決めていきましょう。
飲み放題などをうまく活用しよう
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1人当たりの料理・ドリンクの予算が固まったら、その予算内で一番みんなに喜んでもらえるものになるよう頑張りましょう。
参加メンバーが、
・若い男性が多い場合:ボリュームのある料理
・比較的年配の人や女性が多い場合:ヘルシーな料理
が喜ばれるでしょう。自分が何を食べたいかではなく、参加する人たちが何を食べ、何を飲みたいのかをよくリサーチして絞りこむようにしてくださいね。
▼ 飲み会でおすすめのお店
店のタイプで言いますと、わりと低予算でも可能なのは居酒屋、中華料理店などです。逆に予算が高くつくのは、純和風の会席料理店やフランス料理店などです。
▼ 料理はコースメニューを利用する
どのタイプの店でもたいてい料理のコースメニューがあります。料理を単品で頼むと幹事が注文に振り回されますし、気をつけないと予算オーバーになりますから、基本的にはコースメニューを利用するのがおすすめです。店のサイトなどをチェックし、今回の会社の飲み会で利用できるかどうか確認してみましょう。
▼ コースメニューの注意点とは?
コースメニューで注意したいのは、店によっては一番安いコースは料理が少なすぎることです。参加者から不満が出そうな内容であれば、やめておいたほうがいいです。
逆に全体的にボリュームが多すぎるところもあります。そのあたりは、ネットの口コミ情報を見ることである程度わかると思います。しっかり確認しておきましょうね。
▼ ドリンクは飲み放題を利用
ドリンクについては、居酒屋などでは飲み放題のコースが増えています。もしお酒を飲む人が多いのなら、飲み放題のコースを利用するといいでしょう。ドリンク代が確定できて、予算オーバーになるリスクが減ります。飲み会の当日、追加注文をとるのに振り回されず、幹事の負担が減ってよいと思います。
▼ 飲み放題の注意点
ただ店によっては、飲み放題になるお酒の中に生ビールなどが入っていないこともあります。そうなると、せっかく飲み放題を注文したのに、乾杯などで別途、生ビールを注文するような事態も考えられます。
日本酒などについても、人気の銘柄は飲み放題プランに入っていないことが少なくありません。もし上司たちが日本酒好きで、飲み放題以外に人気銘柄を別途注文したら予算オーバーになりかねませんので、飲み放題コースの中身を吟味してから決めましょう。
予算内で満足度を高めるための裏技とは
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▼ 飲み放題のメニューが充実した店を選ぶ
【ドリンクで知恵を絞る】
料理のほうは予算を削るとどうしても内容が貧弱になりますので、ドリンクのほうで知恵を絞ったほうがいいかもしれません。おすすめは、飲み放題メニューがとても充実している店を選ぶことです。
【幅広い品ぞろえのお店を選ぶ】
生ビールはもちろんのこと、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、各種カクテルなどまで飲み放題で、ノンアルコール飲料も幅広くそろえているところが増えています。ノンアルコール飲料が充実していれば、お酒の飲めない人も含めて満足度が上がるでしょう。同じ飲み放題を頼むのなら、こうした店で頼むといいでしょう。
店によっては、生ビールが飲み放題のメニューに含まれていないことがありますので、その点はご注意くださいね。
▼ 予算内で店に料理をお任せする
【融通を利かせてくれるお店を選ぶ】
独立系の居酒屋やレストランでは、チェーン店とは違って、店の担当者の判断で料理内容に融通を利かせてくれるところがあります。ドリンクについては店の飲み放題コースを頼み、あとは「飲み放題も含めてこの予算でお願いできないでしょうか」と相談してみましょう。お任せで、おいしい料理が出てくる可能性があります。
【店を選ぶ上でのポイント】
もちろん料理の分量が少ないなど、問題があったらいけません。ちゃんと幹事の希望を受け、頑張ってくれる店を発掘できるかどうか、幹事の腕の見せどころです。
▼ 主賓の記念品代・飲食代は職場の全員で負担する
もしあなたの会社で、事情あって飲み会に参加できない人がいるのなら、参加できない人にも主賓の記念品代や飲食代を負担してもらうといいでしょう。事前に「○○さんの記念品代などに有志1人1000円のカンパを募っています」と言って、上司や先輩たちの席をまわりましょう。欠席者の中にも「○○さんのために出したい」という人は多いはずです。
主賓の費用を欠席者も含めて全員で負担すれば、参加費はそのまま参加者の料理やドリンクに振り向けられます。飲食代の予算が上がり、満足度も上がることと思います。
▼ 飲み会の幹事を滞りなく行う
飲み会の幹事の仕事は、店選び以外にもさまざまあります。下記の記事も併せて読んで、飲み会の幹事を滞りなく行いませんか? 飲み会をスムーズに行えれば、社内で一目置かれるでしょう。
>> 飲み会が成功する席順の鉄則【50代元新聞記者の幹事テク集】
>> 飲み会の日程調整&出欠を賢く【50代元新聞記者の幹事テク】
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料理とお酒どう選ぶ?
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PARAFT編集部
会社の飲み会では、とにかく安くて素敵な店をおさえることが成功のカギを握っています。幹事の腕の見せどころなのですが、くれぐれも幹事独りで決めないようにしましょう。社会人経験の長い上司や先輩のほうが、素敵な店をはるかに多く知っていることが多いです。いろいろと相談しながら確定していくとよいでしょう。
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