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雨音が心地よく遠ざかっていく本

出典:PARAFT

アキラとあきらの記事

めくれバ! > 2人の若き天才がビジネスの窮地に挑む|アキラとあきら:r000017002920 | PARAFT [パラフト]

2017.06.20

めくれバ! | PARAFT [パラフト]

アキラとあきらの記事2017.06.20

倍返しの痛快ビジネス小説

2人の若き天才がビジネスの窮地に挑む|アキラとあきら

keyword: アキラとあきら 池井戸潤 めくれバ 雨音が心地よく遠ざかっていく本 働く

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ドラマ『半沢直樹』『下町ロケット』『花咲舞が黙っていない』の原作者として知られる作家・池井戸潤さんの長編『アキラとあきら』(徳間文庫)が2017年5月に出ました。極貧の底から這い上がる山崎瑛と、海運会社の御曹司・階堂彬。2人の若き天才ビジネスマンがタッグを組み、経済試練に挑みます。仕事で疲れている人にオススメの痛快ビジネス小説。明日もがんばる力をチャージできそうです。【めくれバ!/雨音が心地よく遠ざかっていく本】

2017.06.20 文章 / 平田浩司

ツインパワーでビジネスの窮地を打破

もしイギリス映画『007』の凄腕ヒーロー、ジェームズ・ボンドが絶体絶命のピンチになったときに、アメリカ映画『ミッション・インポッシブル』のヒーロー、イーサン・ハントがさっそうと現れたら、どんなに胸のすく活躍をしてくれることでしょう。おっと、本題は池井戸潤さんの最新小説『アキラとあきら』です。この小説では、まさに凄腕のヒーローが2人も登場して、ツインパワーで無理難題を一掃していきます。はっきり言って、これまでの池井戸小説よりも痛快感が増量されています。

1人目の主人公・山崎瑛は小学生のときに父親の経営していた零細工場が倒産し、つらい少年期を過ごします。池井戸さんは繊細な心理描写によって、平凡な家庭の幸せが蹂躙されていく恐怖や、明日をどうやって生きていったらいいか分からない悲惨さをあぶりだします。どん底でいっぱい慟哭を経験したからこそ、瑛が他人の痛みを感じとれる心優しいビジネスマンになっていくことも自然に伝わってきて、人物造形が見事です。

もう1人の主人公・階堂彬はまったく対照的に、大手海運会社東海郵船を経営する一族の御曹司として生まれ、10代のころから父親のビジネスを見て育ちました。父親の周囲にときには腹黒い雑多な人物が出入りし、会社の舵を取る父の苦悩が浮かび上がります。彬は御曹司として敷かれたレールの上を歩んでいくことを拒み、自分の力で生きていこうとあがきます。良家の帝王学を学びながら、いわば野に下った最強のエリート。それでもつきまとう御曹司の宿命と、彬はどう対峙していくのか。

ともに天才肌のビジネスマンとして成長し、やがて運命の糸に導かれるように出会い、大きな苦難を前にタッグを組むようになる2人。ストーリーには幾重にも起伏があり、文庫本700ページの分量も飽きることなく一気に読み進めることができるでしょう。

みずみずしい感受性が光る青春小説

この『アキラとあきら』は、最新の長編小説とはいいながらも、実は書かれたのはずいぶん前になります。2006年から2009年にかけて文芸誌『問題小説』に連載されたのですが、書籍化されず、幻の長編といわれていました。いってみれば、お宝が日の目を見た格好になります。

これはドラマ『半沢直樹』の原作となった小説『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』の少し後の時期になります。主人公たちを幼少期から、『半沢直樹』のシリーズよりずっと長い30年という歳月を追ってじっくりと描いています。力が入っています。その後、池井戸さんは『下町ロケット』で直木賞を受賞し、完成度を高めていくわけですが、『アキラとあきら』には完成されていく前のみずみずしい感受性が随所に表れていて、青春小説として心にしみとおるものを感じます。

『アキラとあきら』は2017年7月9日(日)からWOWOWでドラマ化されます。心優しき天才・瑛を演じるのは斎藤工さん。最強のエリート・彬を演じるのは向井理さん。このほか小泉孝太郎さん、田中麗奈さん、松重豊さん、石丸幹二さんらが脇を固めます。

これまでドラマ化された池井戸作品では、例えば「半沢直樹」で堺雅人さんの演じる半沢直樹が「やられたらやり返す。倍返しだ!」という名セリフをはくなど、原作をデフォルメした演出で話題を提供してきました。WOWOWのドラマがどんな展開になるのか楽しみです。ドラマをより深く楽しむうえでも原作を味わっておきたいところです。

『アキラとあきら』には、登場人物を「善人」と「悪人」の2種類にきれいに区分けしない「あいまいさ」があって、そこに現実味があって、いいなとも思います。例えば、御曹司・彬を窮地に陥れる叔父たちも、小説では完全な悪人としては描かれておらず、弱い心を露呈させる憎めないところがあり、そんな人間くささがこの作品の奥行きを深めています。

折れそうになるときの「清涼剤」に

『アキラとあきら』の2人の主人公はどうして銀行員になったのか。背景には、若者たちのそれぞれの窮地を、強い信念も持って救ってくれた先輩銀行員たちの姿があります。若者たちに「自分もあんな銀行員になりたい」と思わせた先輩たちの活躍も見どころです。半沢直樹みたいな人物があちこちにちりばめられている感じです。ふだん働いていると、「あんな人間にはなりたくない」と思わせる反面教師がいて、心が折れそうになることがあるかもしれません。そんなときは、ぜひ『アキラとあきら』を読んで、2人の主人公と同じように、脇役の熱きビジネスマンたちの生きざまから勇気をもらいませんか。

働いていると人間のイヤな部分がたくさん見えてくることがありますが、池井戸さんの作品は『アキラとあきら』以外のものも含めて、そんなイヤな人物をこってり描きながら、その一方で、カッコイイと思わせる人物を登場させて、「人間もまんざら捨てたものではない」と感動させてしまうところに真骨頂があると思います。疲れて折れそうになる人に「一服の清涼剤」を提供し、あなたも人を感動させる働き方をしてみませんか、と問いかけているように思えます。

『アキラとあきら』は文庫本700ページの長編で、忙しいとなかなか一気に読めないかもしれません。そんなときは、毎日少しずつ読み進めながら「一服の清涼剤」で毎日リフレッシュする、そんな読み方がオススメかもしれません。雨音がよく響くこの時期、小説で心をカラッとさせ、明日もがんばりましょう!


▼ 『アキラとあきら』の書籍情報

書名:『アキラとあきら』
著者: 池井戸 潤
初版発行: 2017/5/17
出版社: 徳間文庫
価格: 1,080円(税込)
サイズ: 文庫
頁数:720ページ
ジャンル: 小説
読了目安: 8時間
ISBN: 978-4198942304

WRITER

編集者・ライター

平田浩司

『アキラとあきら』に登場する人物の中で、個人的には極貧を味わった瑛の父親・山崎孝造や、孝造の工場で働いていた気のいい保原茂久の生き方もいいな、と感じました。山崎孝造も保原茂久も生きるのがとても不器用で、だから瑛を大変な目に合わせてしまうわけですが、実直に生きているところだけはカッコイイと思いました。瑛もそう感じたからこそ、損得に振り回されず、実直な働き方を選択するようになったのかな、と。とにかく個性的な人物たちがたくさん出てきます。あなたはどの人物に惹かれますか?

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