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雨音が心地よく遠ざかっていく本

出典:PARAFT

喜嶋先生の静かな世界の記事

めくれバ! : 3位 > 科学者に学ぶ人間の美しい生き方|喜嶋先生の静かな世界:r000017002935 | PARAFT [パラフト]

2017.06.20

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喜嶋先生の静かな世界の記事2017.06.20

迷ったら進むべき王道とは?

科学者に学ぶ人間の美しい生き方|喜嶋先生の静かな世界

keyword: 喜嶋先生の静かな世界 森博嗣 めくれバ 雨音が心地よく遠ざかっていく本 理系

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理科や数学という単語を聞いただけで顔がゆがんでしまう、そんな“我こそはド文系”の意識をお持ちの方にこそ読んでほしいのが『喜嶋先生の静かな世界』(森博嗣著、講談社文庫、2013年)。大学のとある理系研究室を舞台に、答えのない研究にひたすら真っすぐ向き合う人たち。研究の枠を超えて日常生活にも役立つ気づきをくれる数々の言葉は、プロとして生きることの尊さを教えてくれました。【めくれバ!/雨音が心地よく遠ざかっていく本】

2017.06.20 文章 / 味志佳那子

理系大学院の研究室で繰り広げられる物語

理系への憧れ、これを持つのはきっと、高校1年の化学で赤点を取り進級が危ぶまれたトラウマを持つ私だけではないはず。私が通った女子高では高校2年から文系・理系クラスに分けられるのですが、文系クラスに進学する学生はもれなく理数系科目を苦手としていました(稀に理系→ 文系へ転身した人もいましたが)。私ももちろん例にもれず、理科も数学も得意じゃないから文系に。そんな軽い気持ちで、私と“理系”がその後の人生で交わるチャンスは失われていったのでした。

と、そんな調子だったので、理系クラスに進学した同級生や同じ大学の理系学部生へは畏怖のようなものを感じていて、よく分からないけれどとても崇高なことをやっているのだと漠然とした憧れを持ってきました。

『喜嶋先生の静かな世界』の主人公・橋場は、まさに私が憧れるような人物。幼い頃から図書館で難しい科学書を読みふけっていただけあって、賢くて論理的で、“学校の教科書に書いてあるようなことは簡単過ぎる”(本文より引用)なんて言いのけてしまう(一度でいいから言ってみたかったなあ)少年でした。でもそんな、ちょっと世の中をナナメに見ていた彼も、大学の卒論制作を機に知り合った研究室助手・喜嶋先生によって人生が大きく変わっていきます。

何よりも注目すべきは喜嶋先生がふとした時に発する、珠玉の喜嶋語録。大学院も研究室にも縁のないビジネスマンの心にも刺さるものばかりなのです。

相手の覚悟を問う、先生の言葉たち

喜嶋先生はその研究において知らない人はいないと言われるほど有名な人物で、研究に打ち込む姿勢は他の誰よりもストイック。それは、学生を相手にしていても同じでした。大学院での研究対象を自分自身で決めることはもちろん、資料や課題探しもすべて自分で行う。だれかがお膳立てしてくれていたそれまでの学校教育と違いを感じる点は、多くの社会人が会社に入ってから感じることと似ています。

研究者として対等に向き合い指導をしてくれる喜嶋先生は、決して言葉数が多い人ではないけれど、彼自身の誇り高い姿勢から、橋場はこれまで気づけなかったさまざまな気づきを得ていきます。

“研究を始めてから僕が出会った思考というのは、(中略)光り輝くゴールなんてもちろんない。周囲はどの方向も真っ暗闇で、自分が辿ってきた道以外になにも見えない。(中略)それが正しいことは、自分で確かめ、自分に対して説得する以外にないのだ。”(本文より引用)

“大人でも夢中になって自分の好きなことをしている人がいる、ということ。疲れた顔をして、愚痴を言いながら、社会の歯車になっていくだけが人生ではない、という救いの道が一つ示された。”(本文より引用)

ノーベル賞などで知られるように華々しく見える研究者の世界では、自分にしか見つけられない世界初の発見が求められ、苦しく厳しい戦いが続くことが目に見えています。そんな世界と知っても研究者になりたいかと、学生たちの覚悟を問う喜嶋先生はぶっきらぼうに見えて、とても優しい人なのかもしれません。

人間の美しい生き方とは?

「喜嶋先生に会わなかったら、きっと今の僕はいない」

この本の帯のキャッチコピーは、私にも心当たりがありました。大学時代にずいぶん目をかけてくれた教授、偶然知り合って意気投合したパティシエの女性、アルバイト先のカフェの店長……長いようで短い私の人生に強烈な印象を残しながら、「こんな人になりたい」と思わせてくれた人たち。

私が彼ら彼女らに憧れる理由はなんだろう? と今になって振り返ってみると、ある1つの対象を熱烈に愛していたこと、それに対して誰よりも純粋な気持ちを持っていたこと、そういう姿勢がさらに人を惹きつけていたことに思い当たりました。そんな才能を持っていながら、打ち込みすぎてしまって体調を崩したり、真っすぐなあまり人と衝突したという話を聞くと、こういう人たちも完璧人間じゃないんだなと安心したことも覚えています。そこもかえって魅力的で良かったのかもしれません。

“いいか、覚えておくと良い。学問には王道しかない。それは考えれば考えるほど、人間の美しい生き方を言い表していると思う。”(本文より引用)

このひと言に、喜嶋先生の美学が集約されています。でも、いわゆる「スタンダード」という意味ではありません。その本意は、ぜひ本書で。喜嶋先生をはじめ登場人物たちのひたむきさと厳しさ、そして研究への純粋な思いから、私もこんなふうに誇り高く生きていきたいと思わずにいられません。


▼ 『喜嶋先生の静かな世界』の書籍情報

書名:『喜嶋先生の静かな世界』
著者:森 博嗣
初版発行: 2013/10/16
出版社: 講談社
価格: 745円(税込)
サイズ: 14.6 x 10.6 cm
頁数:400ページ
ジャンル:文庫 一般
読了目安: 4時間
ISBN: 978-4062776813

WRITER

編集者・ライター

味志佳那子

“来世は絶対に理系大学生になる”と心に決めている私にとって、『喜嶋先生の静かな世界』は憧れの世界。あれもこれもこなせるジェネラリストも良いけれど、1つの対象を突きつめる“何かの”プロフェッショナルこそ、これからの時代を渡り歩ける人材と言われています。私自身も胸を張ってプロフェッショナルを名乗れる人間になりたいと思うのでした。

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