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雨音が心地よく遠ざかっていく本

出典:PARAFT

フランスはどう少子化を克服したのかの記事

めくれバ! > 子育て両立が辛いのはなぜ|フランスはどう少子化を克服したのか:r000017002947 | PARAFT [パラフト]

2017.06.20

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フランスはどう少子化を克服したのかの記事2017.06.20

理想的な保育システムって?

子育て両立が辛いのはなぜ|フランスはどう少子化を克服したのか

keyword: フランスはどう少子化を克服したのか 高崎順子 めくれバ 雨音が心地よく遠ざかっていく本 ワーキングマザー

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保育園ルールに従って暮らす日々、想像以上にハードじゃありませんか? 「働くために子どもを預ける保育園なのに、どうして働く親への負担がこんなに大きいんだろう。」子育てと仕事の両立が苦しく感じて手に取った『フランスはどう少子化を克服したのか』(高崎順子著、新潮社、2016年)でしたが、ここで紹介された日仏両国の働く親たちのコメントに触れるうち、「分かってもらえた……」と心が溶けてゆく1冊でした。【めくれバ!/雨音が心地よく遠ざかっていく本】

2017.06.20 文章 / 藤川理絵

毎日持ち帰る使用済み紙おむつはズッシリ重たかった

本書に出会ったのは、時短勤務で働き始めて2年目。子どもがちょうど"いやいや期"に突入して、大人なら歩いて10分もかからない保育園からの帰宅に1時間以上を要していた頃でした。

経験するまでは全く知らなかったけれど、子どもを通わせるためには、保育園から要求されるたくさんのタスクを、毎朝毎夕こなさなければいけません。

・朝、子どもの体温を測る
・体温と睡眠時間、朝食メニューを連絡帳に書く
・着替えとエプロン、紙おむつ、使用済みの紙おむつを入れるビニール袋を数セット持参
・帰りにはズッシリと重たくなった使用済のおむつと、着替えを全て持ち帰る(時にはシーツも)
・紙おむつも含めて、全ての持ち物にマジックで名前を書く

これらの対応には地味に手が取られます。特に、パソコンを入れた通勤バッグと10kgになる子どもを抱えて、使用済みの紙おむつと着替えた洋服を持ち帰る雨の日は、傘をうまくさすこともできずに苦行のように思えたものです。

持ち物のほかにも、昼間に必参加の保護者会や防災訓練があるため、そのたびに半休を申請しなければならないことや、リモートワークの日には17時までしか預かってもらえないため、いつもより早くお迎えに行くことになるなど、保育園の運営ルールと働きやすさとの乖離を強く感じるようになったのです。

働くために子どもを預ける保育園なのに、どうして働く親への負担がこんなに大きいんだろう……

追い詰められたような気持ちのとき、『フランスはどう少子化を克服したのか』という本書のタイトルを見てハッとしました。

少子化を克服したということは、フランスでは働きやすい環境に配慮された保育システムが確立されているんじゃないか。理想型を知ることができれば、自分が保育システムのどんなところにストレスを感じているのかを冷静に捉えることができるんじゃないだろうか。そうすれば、ちょっと楽になれる気がしたのでした。

日仏の保育園事情はこうも違う・・・

本書の著者は、日本で生まれ育ち、パリ郊外に住んで子育てをしているという働く女性ライターさん。フランス式の子育て事情に戸惑いながらも、いろいろと調べたり尋ねたりしていくうちに、フランスでは「親と子」をサポートする必要があるという思想のもと、育児関連制度が論理的かつ体系的に組み立てられていることに気づいたのだそうです。

「フランスはもちろん海外に住む予定すらないけれども、他国の子育てに対する社会通年や好事例を知れば、自分の置かれた困難を理解するヒントになるかもしれない。」そう思って読み始めた本書は、目から鱗の連続でした。

子が生まれたら父親である男性は2週間の産休を取るのがもはや常識になっていること。職場の同僚や上司が、「人生で一番大切なことだよ」と送り出してくれること。

保育園に週3回は手ぶらで行けるほど、毎日の持ち物が少ないこと。食事で使うエプロンも、お昼寝のときのシーツも、保育園で洗ってもらえること。使用済み紙おむつは廃棄はもちろん保育園で……。

自国とのあまりの差に愕然としつつも、自分の置かれた状況を悲観しすぎることなく読み進められたのは、本書の素晴らしいところだと思います。ただただ「フランスはすごいのよ」ということをまとめるのではなく、日本育ちの筆者自身が感じた戸惑いも記されていますし、日本の友人や知人の状況も丁寧にヒアリングをした上で、その大変さを慮る心が随所に込められているのです。

「排泄物を持ち帰らせるって、なんだか親に罰を与えているみたいだね。保育園は子供が育つための場所だけど、保護者の負担を軽減するための場所でもあるでしょう。日本の保育園は、保護者を助けるためにあるのではないの?」(本文より引用)

筆者がフランス人のママ友から実際に言われて返す言葉も出なかったというこのコメントを読んだときには、思わず涙が溢れました。

そう。私が感じていた苦しさは、こういうことだった……。「私が我儘だから、私が怠惰だから、保育園の運営ルールを苦しく感じるんじゃないか」と、どこか自分を責めていたということを、初めて自覚できた瞬間でした。

親が働きやすい保育システムをどう作るのか

本書には、保育園事情に関する統計や制度などの日仏比較はもちろんですが、両国の育児当事者や彼らに関わる周りの人たちのリアルな声が多くレポートされています。両国からのコメントに触れられたことで受難の心が溶かされていった私ですが、もう2つ大きな、かつポジティブな気付きがあったのでご紹介します。

1つ目は、保育園以外の子どもの預け先が充実しているというシステムについて。

パリはそうはいっても大変な保活激戦区らしく、保育園の枠を抑えられなかった親たちは「母親アシスタント」と呼ばれる、ベビーシッターのような人と個人間契約を結ぶのだそうです。「母親アシスタント」と聞くと、日本では「保育ママ」と呼ばれる、個人宅などで子どもを預かってくれる方なのかなと想像したのですが、フランスでは「母親アシスタント」として働くためには国家資格が必要で、行政によるデータベース管理が行き届いているとのこと。日本とは体制に対する安心感がずいぶん違うなあと驚きました。

2つ目は、民間保育園の企業枠という新しいビジネスモデルについて。

親が自分で保活を行うのではなく、親が勤める企業が民間保育園への入園枠を抑えておき、親は会社を通して希望の立地の保育園に子供を預けられる仕組みが確立されており、フランス業界大手は「バルビーグループ」とのこと。

日本で「企業内保育園設置」のニュースを耳にすることはあっても、「通勤ラッシュの中、子連れ通勤は厳しい……」と感じることがほとんどでしたが、こういったビジネスモデルが普及すれば、個人は働きやすく、企業も出産・育児による退職コストを抑えることができます。思わず、バルビーグループの日本参入がないかをググってしまいました。(笑)

最近、日本の家事代行サービスのCaSyさんが、従業員の家事負担を軽減して業務効率を高めたいという企業に向けて、家事代行サービスの提供を始めたのだそうです。企業に勤める従業員は相場の約半額で家事代行サービスを利用できるとのことで、「バルビーグループ」のビジネスと類似性を感じました。日本でも、「働く親」へのサポートが社会通念として確立していく兆しがあるのかもしれないと思いながら本書を読むと、疲れた心に希望の光が差し込むのではないでしょうか。


▼ 『フランスはどう少子化を克服したのか』の書籍情報

書名:『フランスはどう少子化を克服したのか』
著者: 髙崎 順子
初版発行: 2016/10/14
出版社: 新潮社
価格: 799円(税込)
サイズ: 新書
頁数:224ページ
ジャンル:社会問題
読了目安: 2時間
ISBN: 978-4883206827

WRITER

編集・ライター

藤川理絵

フランスの保育園は効率的で良さそうだけれど、日本の保育園もまた相対的に素晴らしいと感じられたことも、『フランスはどう少子化を克服したのか』を読んで良かったと感じている1つです。季節行事を重んじたイベントの数々や、保育士の先生方が子供たちの情緒を育むためにいかに骨を折られているかなど、「日本式」の良さにも気がつくことができ、働くために子どもを預ける保育園なのに、どうして働く親への負担がこんなに大きいんだろう……という受難の心に、温かいものが溢れて来たのでした。

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