懇親会の記事2018.03.09
おいしい自己紹介してます?
例文あり)懇親会・パーティーでの自己紹介!成果をあげる術とは
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2018.03.09 文章 / PARAFT編集部
まず自己紹介のチャンスをこじ開けよう
出典:Frame illust
ただ、パーティーなどでは名刺交換や自己紹介のチャンスは自分でこじ開けないといけません。名刺交換と自己紹介ができるところまで自分で段取りをつけていかないと何も始まりません。さあ、どうしたらいいでしょうか。
▼ 独りでいる人にはどんどん声をかけていこう
まずパーティー会場などで、独りで手持ち無沙汰にしている人に対しては、どんどん声をかけ、名刺交換と自己紹介を行っていきましょう。
たとえば、次のような感じでアプローチしてみましょう。
今日のセミナーは面白かったですねえ。
このセミナーでは初めてお目にかかりますが、よくいらしているんですか?
お食事を召し上がっていますか?
要するに、当たり障りのないかたちで共通の話題に誘い込むわけです。
相手が自然に言葉を返してこられるようにして、会話のキャッチボールを始めましょう。そしてタイミングをとらえて、こう切り出します。
申し遅れましたが、私は○○と申します。お名刺をいただいてもよろしいでしょうか。
名刺交換をしたら、もらった名刺を見ながら、どんな仕事をしている人なのか聞いていきましょう。
その上でタイミングをとらえてこちら側の自己紹介もさせてもらいましょう。
場合によっては、いきなり、
すみません、○○株式会社の者ですが名刺交換させていただいてもいいでしょうか?
と切り出してもいいでしょう。
パーティー会場の空気を読みながら、可能なやり方でどんどんアプローチしていきましょう。
▼ 話し相手にも名刺交換をお願いしよう
懇親会やパーティーでいちばん人気のある人のまわりにはいつも誰かがいます。あなたがその人気のある人と名刺交換をして、自己紹介まで持っていきたいとしても、おそらく待てど暮らせどチャンスはやってこないでしょう。
もし、じっと近くからチャンスをうかがっていても埒があかないようでしたら、その人気のある人だけでなく、その人と話している相手に対しても、まとめて名刺交換をお願いしてしまいましょう。懇親会やパーティーなどではそれが許されます。
次のように切り出してみてはいかがでしょうか。
お話中恐れ入りますが、おふたりに名刺交換だけさせていただいてもよろしいでしょうか。
あなたのターゲットである人(ここではA先生と呼ぶことにしましょう)だけでなく、その人が話している相手とも続けざまに名刺交換しましょう。そうすることで2人の輪の中に入り込めます。
次に、A先生ではなく、その相手をしていた人に向かって、
ごめんなさい、さえぎるような感じになってしまって。○○さんはA先生とはどんな接点をお持ちなんですか?
などと聞いてみましょう。こうして攻めればもっと自然に輪の中に入っていけます。そのうちにあなたが自己紹介するチャンスも出てくるはずです。
記憶に残る自己紹介をするためのポイント
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パーティー会場などでは自己紹介の持ち時間はとても短いはずです。しかも相手はたくさんの人と名刺交換して、自己紹介を受け続けているでしょうから、記憶に残すためには工夫が必要です。
いくつか工夫例を挙げてみましょう。
▼ 名前を印象に残るように伝える
まず自分の名前をしっかり印象に残るように伝えましょう。あなたが有名企業の重要人物であれば印象に残るでしょうが、そうでないなら、名刺を渡した際、例えば次のように語ってみてはいかがでしょうか。
些細なことですが、少しでも覚えてもらえるように熱意を示しましょう。
私は○○株式会社のミズタニ・ケンジと申します。水の流れる谷に、健康な児童で水谷健児でございます。
私は○○株式会社のシミズ・ケイコと申します。よくある清水に、恵みの子どもです。とてもよくある名前でかえって覚えられないかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。
▼ 相手が興味を持つような切り口で自己紹介する
懇親会やパーティなどでの自己紹介の目的は、あなたという人間を詳しく理解してもらうことではありません。あなたが気になる人間だと印象づけるのが目的だと思ってください。
「気になる」と思わせるためには、興味を持つような切り口で自己紹介することが肝心です。相手にとっておいしい自己紹介を提示することが必要なのです。
相手はどんなことに食指を動かすのでしょうか。もしその人がそれまで懇親会・パーティーで誰か別の人と話していたのなら、まず近くでその話を聞いておくといいでしょう。自分の持ちネタで何か接点はないでしょうか。
例えば、健康関連の話で盛り上がっていたのなら、次のようにアプローチしてみてはいかがでしょうか。
先ほど体調が悪いとかお話をされていたようですが、どんなふうに悪いのですか? 私どもは食品会社なのですが、健康関連の情報にはつい反応してしまいます。
懇親会では自分をアピールをするのではなく、このように相手が興味を持ちそうな話題から入り、接点をつくることを優先しましょう。
▼ 自分の名刺に様々な情報を書き込んでおく
自分のことを印象づけたいなら、パーティー会場で配る名刺にも工夫をこらしましょう。必要に応じて、会社支給の名刺のほかに、いろいろと自分の情報を盛り込んだ2枚めの名刺を用意してもいいくらいです。
名刺に書き加えるポイントは2つあります。
1つは、自分がどう役立つ人間なのか、ひと言で分かりやすく表現することです。
例えば、ビール会社の営業担当だったら、
飲料販売でお困りのことがあればご連絡ください!
家電メーカーの商品企画担当だったら、
お困りごとを解決する家電つくります!
などと、見た人が思わず語りかけたくなるようなフレーズを見つけられるといいですね。ただし、「胡散臭い」と思われないように気をつけましょう。
名刺に盛り込んでおきたいもう1つのことは、あなたの持っている資格や特技、趣味、語学能力、出身地などの諸々の情報です。
相手はあなたと思いがけない接点があるかもしれませんので、接点になりそうな情報をたくさん明示しておくといいでしょう。
▼ 相手が欲しがっている情報を後日提供する
名刺交換を終え、雑談する中で、何か相手の心にささる情報をあなたが持っていると分かったら、パーティー終了後、メールや郵便で届けましょう。自然なかたちで連絡をとりあう関係が生まれます。
懇親会やパーティーでの自己紹介は、このように接点をつくるのが目的となります。パーティー会場で伝えきれない部分は後日、伝えていけばいいのです。
まずは、とにかく興味を持ってもらえるように、相手に合わせてオーダーメードの自己紹介ができるように工夫することが大切です。
相手に合わせてオーダーメードの自己紹介をするには
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自己紹介というと、つい自分が売り込みたいことを話したくなりがちですが、相手がそれに興味なければ、接点をつくれません。
売り込みたいことをひとまず脇におき、相手に合わせられるネタをたくさん仕込んでおきましょう。
懇親会やパーティーで、相手の関心領域で十分に対応できなかったら、後日よく調べて、メールや郵便で何か興味を持ってくれそうな情報を伝えるといいでしょう。
時間をかけてでもオーダーメードの対応を深め、パイプを太くしていきましょう。

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おいしい自己紹介してます?
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PARAFT編集部
立食形式の懇親会やパーティーでは、目の前においしそうな食べ物がずらりと並びますが、食べていると名刺交換や自己紹介のチャンスを失います。食べている最中に誰かに声をかけられ、モグモグした状態でうまく話せないことも考えられますから気をつけましょう。
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