小学校生活の記事2017.07.21
小学校生活が本格始動
悩みが押し寄せてくる4月【小1の壁、やってます。】
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2017.07.21 文章 / 和田由紀恵
ありがたい、給食のスタート
出典:Frame illust
お弁当による母子コミュニケーションもいいものですが、やっぱり給食が始まってほしい!!というわけで、給食が始まる4/11(水)の到来を熱望していた私。入学前に想像していたよりは、ずっと早く始まってくれてホッと一息です。
さて、保育園で給食に慣れていたはずの長男は、いかんせん食べるのが遅く、好き嫌いもあります。保育園では時間の制約があまりなく、量も加減してもらっていましたが、小学校にそんな厚遇はありません。通常の量で盛り付けられた給食は、どうやら食べきれずに残してしまうようでした。毎日落ち込んだ表情で、「給食を全部食べられなかった……」と律儀に報告する長男。私も食べるのが遅い子どもだったので、給食が食べ終われなかったときの、あのいたたまれない気持ちはよくわかります。「がんばろうね」「大丈夫だよ」と、声をかけるのが精一杯な日が続きました。「やっぱり早く食べる練習をしておくべきだったか……」と今さら悔やんだりしました。
ところが、明くる日から「全部食べたよ」「おかわりしたよ」と満面の笑顔で報告してくれるように。一体どうしたのか、急に食べることに目覚めたのか、その謎は後日の家庭訪問で明かされることになります。
始まった授業、そして宿題
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学校といえば、勉強。学校で勉強をがんばるんだ!そう勇んでいた我が長男。でも、実際にフタを開けてみると、教科書を開いて、先生からドンドン当てられて、宿題を持ち帰って……、といった授業が始まるわけではありませんでした。まずは、健康診断から。毎日少しずつ検診のメニューが組まれていて、身体検査や心臓健診、検尿などが行われていきます。その合間を縫って、トイレの使い方を学習したり、学校設備の説明や、学校生活上の決まりなどを学んでいきます。ちなみに、和式トイレは我が長男も含めて使い慣れない子どもが多く、この場でしっかり習った後でも、やはり使わない子どもが多いようです。数少ない洋式トイレに長い行列ができることもあるようでした。
想像と違った学校生活に少し肩透かしを食らったような長男でしたが、珍しいことばかりの学校での出来事を楽しそうに話してくれました。イメージしていたであろう国語・算数といった授業だけでなく、学活(ホームルーム)や生活科、音楽・図工・体育の授業があることに、驚きつつも楽しく取り組む姿は微笑ましいものです。
▼ 必死で宿題をする
4月の半ばからは国語、算数の授業も本格的に始まり、宿題のプリントを持ち帰るようになりました。学校の方針で、宿題のプリントは家庭で丸つけをして翌日に持参することになっていますが、これが結構手間がかかります。我が長男の場合、公文式でひらがなを叩き込んでもらって大体正しく書けているものの、学校のひらがなプリントはさらに丁寧に書く必要がありました。所定のマスにきちんとバランスよく書かれていなければダメなので、疲れていて雑にやってしまえばやり直し、というわけです。
そして、特に大変なのが、国語の音読!子どもが教科書の音読をするのを聞いて、親が音読表にキチンとできたかチェックするという、この宿題。その性質上、学童でやって来るわけにもいきません。我が家では帰宅後、急いで夕飯の支度をしながら、2歳長女の「なんか食べたい~」攻撃をかわしつつ、疲れ切ってテレビが見たい長男をなだめて、教科書を読んでもらうのを何とか聞き取る、というギリギリの状況で行っています。聞くところによると、働くママの家庭では、音読も含めて学校の宿題を翌朝に親子でやるケースが多い様子。朝ごはんを極めてゆっくり食べる我が長男には、その方法は向かないので、何とか夕方にやる方法でしのいでいます。
一年生歓迎会と、忍び寄る体調不良
出典:Frame illust
4月も後半の土曜日、一年生の保護者も参観できる一年生歓迎会が、長男の小学校で催されました。隣の小学校のママ友によれば、そうした行事はない、とのことだったので、どうやら長男が通う小学校独自の行事だったようです。
土曜にも関わらず、全校生徒が体育館に集まって、歓迎の歌や演目を一生懸命披露してくれました。まだ不慣れなはずの一年生も、音楽で何度か練習した歌を合唱して、たった2週間ほどとは思えない成長した姿を保護者に見せてくれました。「小学校生活はどうなのか」「無事に過ごせているのだろうか……」。そんな心配が尽きない保護者へ、しっかり学校生活を送っている我が子の姿を見せてくれた、学校の配慮が満ちた温かい行事でした。
▼ 生活の変化から、体調不良が続出
一年生歓迎会で我が子の様子に安堵するも、やはり子どもたちには生活環境の激変がこたえていたようでした。我が長男は、先に書いた胃腸炎で学校を早々に1日欠席しただけで済んではいたものの、長男の病欠を皮切りとするかのように、同じ保育園出身のお友達が次々と体調不良を訴えました。我が長男も何やら腹痛を訴える惨状です。
風邪、頭痛に食欲不振、腹痛やら、「学校に行きたくない…」と言う子どもまで。何かの病気にかかるというより、明らかに学校生活と学童生活という、ダブルの新生活から来るストレスにやられているようです。
小学校で初めて出会った、たくさんの同級生。狭い保育園で過ごしていた彼らにとっては、おそらく生まれて初めて出会うタイプの友達もたくさんいたでしょう。自分の力でお友達の輪を広げていくというのは、かなりのストレスです。また、保育園時代とは違って、先生が世話を焼いてくれるわけではありません。自分で管理すべきもの・ことも増えました。忘れ物があれば、それだけでも試練です。
学童では、学校のクラスの友達とはまた別の、学年を縦断した人間関係もあります。勉強も始まって、いろいろ頑張らなくてはいけない。よくぞ耐えている、と言ってあげたい状態なだけに、体調不良は仕方のないことです。とはいえ、入学式や保護者会で少しずつ有休を使っているママたちにとっても、子どもが何となく体調不良を訴えているだけで「休んでいいよ」と言ってあげられる状況でもなく。子どもたちの言葉から学校の様子を伺い知ろうとする、ママたちの不安もドンドン膨らみます。
子どももママも、もうヘトヘト。目の前に迫ってきたゴールデンウィークまで、あともう少し。例えて言うならば、フルマラソンの最後5キロ地点くらいでしょうか(走ったことはありませんが)。ママ友同士、LINE上でも、実際に顔をあわせても「ゴールデンウィークまで頑張ろう」が合言葉。さて、手を伸ばせば届くかどうかのゴールデンウィークまで、無事に完走できたのでしょうか。

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小学校生活が本格始動
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編集者・ライター
和田由紀恵
4月がかくも長く、かくも試練に満ちていたとは!かつてこれほどまでに、ゴールデンウィークを切望したことはなかったかもしれません。光り輝くゴールデンウィークの前に待ち受ける最後の壁とは。いろんなことが押し寄せてくる小1の壁。4月の終わりまで、あともう少しです。