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出典:PARAFT

失敗の本質の記事

めくれバ! > 敗戦から学ぶ日本の組織の危うさ・恐ろしさ|失敗の本質:r000017003087 | PARAFT [パラフト]

2017.08.08

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失敗の本質の記事2017.08.08

組織で犬死しないために

敗戦から学ぶ日本の組織の危うさ・恐ろしさ|失敗の本質

keyword: 失敗の本質 戸部良一ほか めくれバ よく働きよく遊ぶオトナの夏の課題図書 戦争

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日本の会社組織の中にいると、「何であんなに無能な幹部が威張っているんだ」「何でこんなプロジェクトに会社の命運を託すんだ」「何でこんなに人が足りないんだ」というような摩訶不思議な出来事にたくさん出くわします。第二次世界大戦中の旧日本軍の敗戦記録をたどった名著『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(戸部良一ほか著、中公文庫、1991年)を読むと、残念ながら日本の組織ではそうした不可解なこと、理不尽なことが昔から頻発して、無数の人々を苦しめてきたことがわかります。そんな日本の組織の実情を知り、賢い処し方を探るために本書と向き合ってみませんか。【めくれバ!/よく働き よく遊ぶ オトナの夏の課題図書】

2017.08.08 文章 / 平田浩司

昔から声の大きな人の意見が幅をきかせる

少し前のことになるのですが、私は、戦争中に「インパール作戦」と呼ばれる軍事行動に参加したおじいさんから話を聞いたことがあります。ビルマ(現ミャンマー)とインドの国境地帯で歴史的大敗北を喫したこの戦いで、おじいさんは一時、行方不明になり、日本では葬式がいとなまれたとか。気のいいおじいさんは笑いながらいろいろと話してくれたのですが、肝心の従軍中のことについては口をつぐんで話してくれませんでした。言葉にしてはいけないような想像を超える地獄を経験したのだろうと感じました。

インパール作戦とはどんなものだったのか。それを知るために紐解いたのがこの『失敗の本質』でした。インパール作戦について、本書はその説明の冒頭で「しなくてもよかった作戦」と断じていました。1944年(昭和19年)3月、敗色濃厚になったビルマ方面の戦況を打開するために、1人の司令官が「一か八かインドまで打って出よう」と企みました。残存する陸軍部隊を動員し、ビルマからインド北東部の都市インパール攻略をねらったのがインパール作戦でした。

この作戦には当初、陸軍幹部のほとんどが「滅茶苦茶な積極策だ」と反対したそうです。けれども、その司令官は今風にいえば「会議で声が大きい人」で、引き下がろうとしませんでした。たまたまビルマ方面の陸軍トップが彼と親しく、「あいつが頑張っているのだから、何とかしてやりたい」と賛成に回ります。反対論が相次ぎましたが、だんだん作戦断行の空気がかもしだされ、最後には皆、沈黙したようです。

本書によると、この作戦は開始早々に頓挫。陸軍幹部の間で作戦中止を言い出す腹の探り合いが始まりましたが、実際の中止決定まで時間がかかり、多くの餓死者まで出しました。参加人員約10万人のうち3万人が戦死し、2万人が戦傷・戦病で後送されました。残る5万人のうち半分以上も病人という状況だったそうです。

このインパール作戦のほかに、本書ではノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、レイテ作戦、沖縄戦の軍事行動も分析しています。戸部良一さん、野中郁次郎さんら、企業組織論などの専門家6人の問題意識は「なぜ日本軍という組織は失敗したのか」という点にありました。筆者らは、この分析を通じて、現代の日本の会社組織にも同じような失敗の芽は隠されていると警鐘を鳴らしています。1984年発行の単行本(ダイヤモンド社)に反響がとてもあり、続いて1991年に出版された文庫本の本書も2017年に64刷発行という驚異的なロングヒットを続けています。

無数の人々が犬死していく理不尽

本書を読み進めていくうちに感じるのは、軍幹部たちが無能なために、一体どれだけの日本兵が犬死していったのかという虚しさです。冒頭でご紹介したおじいさんのように、日本の普通の人たちが将棋の駒のように動かされ、たとえ生き残っても、決して口にできないような地獄を味わったのです。

ミッドウェー海戦で米軍を率いたニミッツ太平洋艦隊司令長官は、日本軍の現場の兵士たちは非常に優秀だったが、高級官僚たちは三流だったという趣旨のコメントをしていたそうです。

日本軍と現代の日本企業には、さまざまな共通項が感じられます。たとえば、インパール作戦がそうだったように、いまの日本企業では意思決定がその場の空気に左右され、大きな声が正しい論理を封じこめることも少なくありません。トップが合理的判断をせず、「あいつが頑張っているのだから」と一部の人の突出した意見を支持したら、まわりの幹部は沈黙します。組織全体が暴走するのを止められなくなることも出てきます。日本のメーカーが新興の海外勢との戦いに敗れ、死屍累々の屍を築いている背景には、かつての日本軍と同じような判断ミスも見うけられるのではないでしょうか。

そうなると、一兵卒たちはこの危うい日本の組織のなかでどう振る舞い、生き抜いていったらいいのでしょうか。大事なのは、少しでも健全な意思決定のできる組織を見きわめ、チョイスしていくことなのでしょう。けれども、どんな組織もいつおかしくなっていくかわかりません。もし自分の属している組織が暴走し始めたら、それをいち早く察知できるように、経験値を高めておく必要があります。その意味でも、『失敗の本質』を座右に置き、歴史から学ぶ意味は大きいように思います。まとまった読書の時間がとれる夏休みなどに、本書と向き合ってみてはいかがでしょうか。

『失敗の本質』の書籍情報

書名:『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』
著者: 戸部 良一、寺本 義也、鎌田 伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎
初版発行: 1991/8/1
出版社: 中央公論社
価格: 823円(税込)
サイズ: 文庫
頁数:413ページ
ジャンル:企業・組織論
読了目安: 15時間
ISBN: 978-4122018334

WRITER

編集者・ライター

平田浩司

『失敗の本質』を読んでいると、いまの自分は、死んでいった日本軍兵士たちに比べればまだ恵まれていると感じられ、妙な鎮静効果があります。過去の教訓を生かして、少しでもうまく日本の組織と付き合っていきたいものです。

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