英語メールの件名の記事2017.07.31
定番フレーズを活用しよう
用件別に選べる英語メール件名【英語ビジネスメール】
keyword: 英語メールの件名 英語メール 件名 ビジネスメール 例文
2017.07.31 文章 / PARAFT編集部
英語のビジネスメールにおいて「件名」は大切な入り口
・相手に読んでもらうこと
・メールの用件がすぐに分かること
・このメールでどんな対応を求められているかが明確に分かること
▼ 英語のビジネスメールで重要なこと
特に英語のビジネスメールでは、日本語以上に分かりやすさ、簡潔さが求められます。
メールの件名は、受信した相手がいちばん初めに目にする「入り口」です。本文の英文だけでなく件名を書くときにも、3つのポイントを意識するとよいでしょう。
▼ 英語メールの基本的なルール
大文字・小文字の使い方など、英語メールの件名の基本的なルールについては、件名の正しい書き方を知っておこうでも解説していますので、参考にしてみてください。
用件別で探す 英語メールの使える件名
英語メールの件名で便利な表現の一つが「Regarding ~」。「~について」の意味で、返信メールの件名の頭に付く「Re:」はこの Regarding の略です。ややカジュアルな表現では、「About ~」も使えます。
例)
・Regarding meeting on Monday (月曜日のミーティングについて)
・About your inquiry for our products(弊社製品に対するお問い合わせの件)
▼ 「~について」を使う際に気を付けたいこと
英文で書くメールの件名に困ったら、とりあえずコレ! というのも一つの手ですね。比較的オールマイティーに使える件名ですが、本来、「~について」は省略しても支障のない単語。後ろに続く「~」の部分が具体的であることが大切です。ここがボンヤリしていると、何について書かれたメールなのかハッキリしない件名になるので気を付けましょう。
▼ 問い合わせる・質問する
問い合わせの英語メールの件名には、「Inquiry about ~」や「Question about ~」が使えます。資料請求の問い合わせには「Request for ~」も便利な表現です。
例)
・Inquiry about Your Services (御社サービスに関する問い合わせ)
・Enruiry about Your Services (御社サービスに関する問い合わせ ※イギリス英語)
・Question about Your Services (御社サービスに関するご質問)
・Request for a Price List (価格リストの資料請求)
▼ 「問い合わせ」「質問」を使う際に気を付けたいこと
「Question」は、知りたいことが明確で、それに対する回答が欲しいといった、まさにピンポイントな「質問」の意味合いになります。「Inquiry」の方が、幅広い意味のニュアンスになり、問い合わせの英文メールでは「Inquiry」の件名が多く使われます。
また、イギリス英語では、「Inquiry」の代わりに「Enquiry」が一般的に使われます。
▼ お礼を伝える
感謝を伝えるメールの件名は、ストレートに「Thank you」でOKです。ただし、それだけだと短すぎて、スパムメールと認識される恐れがあるので要注意! 何についてのお礼のメールなのか、件名にきちんと盛り込みましょう。
例)
・Thank you for your visit today (本日はご足労いただき、ありがとうございました)
・Thank you for your assistance (ご協力ありがとうございます)
・Thank you:Today's Presentation (御礼:本日のプレゼンテーションにつきまして)
▼ 「お礼を伝える」際に気を付けたいこと
取引先のオフィスを訪ねたり、逆に足を運んでもらったり、上司や同僚に手伝ってもらったり、お礼のビジネスメールを送る機会は多いですよね。謝意はできるだけ早く示すのがマナーであり、ビジネスをうまく進めるコツでもあります。難しく考えず「Thank you」を伝えましょう。
▼ お願いする
資料請求や何か対応をお願いしたいときの英文メールの件名には、「Request」を使うのが定番。「要対応」「要返信」なども Request が応用できます。
例)
・Request for Estimate (見積もり依頼)
・Meeting Request (ミーティングのお願い)
・Action Requested: Meeting next week (ご対応お願いします:来週の会議)
・Reply Requested by Aug 10: New product report
(【8月10日まで要返信】新製品リポート)
・[Urgent request] System Failure (【緊急のお願い】システム障害について)
・Please Confirm your Password (パスワードをご確認ください)
▼ 「お願いする」際に気を付けたいこと
例文の最後に挙げたように、「Please」で直接お願いを記載する方法もあります。何についての依頼なのか、受信した相手がどんなリアクションをすればいいのかが分かる内容が望ましいです。
▼ お知らせする
何かをお知らせするメールの件名には「Announcing」や「Notification」などが使われます。
例)
・Announcing a Company-Wide Meeting on Friday(金曜日の全社会議についてのお知らせ)
・Announcement: Startup project (お知らせ:新規プロジェクトの立ち上げについて)
・Notification of shipment (出荷通知)
▼ 「お知らせする」際に気を付けたいこと
「Regarding(~について)」と同じように、わざわざ書かなくても通じる場合があります。「金曜日の全社会議のお知らせ」だったら「金曜日の全社会議」を記載するだけでも大丈夫ですよね。「お知らせ」を付けることで、より注意を引けるのか、それともただ長くて読みにくくなるのか、ケースバイケースで判断しましょう。
「定番パターン + 具体案件」でつくる件名がイチバン
ここでご紹介した件名の例は、定番としてよく使われる英語表現です。「ありきたりな件名では目立たなくて、ほかのメールに埋もれてしまうのでは…」と心配になるかもしれませんが、英語でも日本語でも、ビジネスメールの件名で奇をてらう必要はありません。
▼ 具体的な内容を盛り込む
安心感のある定番フレーズを使いつつ、
「○月〇日、△△についてのミーティング」
「●●プロジェクト〇日現在の進捗」
など、具体的な内容を盛り込むのがイチバンです。いくつかのパターンを覚えていれば、具体的な内容の部分だけを必要に応じて書き換えたり、組み合わせたりすることで、的確な英語ビジネスメールの件名になりますので、ご活用ください。
▼ 英語メールのマナーを身に付けよう!
用件別の定番フレーズに加え、その他の英語メールのマナーを身に付けませんか?
英語メールのマナーが身に付けば、取引先の幅が広がります。
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PARAFT編集部
英文でビジネスメールを書く場面が増えています。転職や取引先の拡大をきっかけに、「急に英語でメールを書かなければならなくなった!」「どう書いたらいいのか、さっぱり…」という方も多いのではないでしょうか。でも、「相手に伝わるメールを書く」のは英語も日本語も同じ。英文メールの基本を押さえて、まずは構えずにチャレンジしてみましょう。 伝わる書ける!英語ビジネスメール/目次に戻る