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出典:PARAFT

沈みゆく大国アメリカの記事

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2017.08.22

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沈みゆく大国アメリカの記事2017.08.22

衝撃のオバマケア

お金がなければ、安楽死?|沈みゆく大国アメリカ

keyword: 沈みゆく大国アメリカ 堤未果 めくれバ 新書がおもしろい! 皆保険制度

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2010年に成立したオバマケア。米国の皆保険制度として日本人に認識されるこの制度は、これまで医療保険に未加入だったアメリカ中下層の人々の健康を守る素晴らしい制度だと思われているはず(少なくとも私はそう思っていました)。でも、実際にオバマケアが導入されたアメリカの医療は、戦慄する実態であることを『沈みゆく大国 アメリカ』(堤未果著・集英社新書)は克明な取材を通して教えてくれます。日本ではちょっとありえない、生と死の極限の選択に晒され続けるアメリカの人々。そして、マネーゲームに興じるスーパーリッチが狙うのは、皆保険制度を享受している日本かもしれません。【めくれバ!/新書がおもしろい!】

2017.08.22 文章 / 和田由紀恵

アメリカにおける、衝撃的な医療の実態

皆保険制度によって医療費の自己負担額が軽減されており、高額療養費制度というストッパーも存在する日本。多少医療費がかさむとはいえ、高額な治療費を払えないからと歯科や内科にかかるのをがまんする、という感覚は、まだ日本では一般的でないように思えます。もちろん日本の制度にも多くの問題や課題があり、医療を十分に受けられないという局面も存在するのですが。

本書には、著者の渾身の取材に基づいた、オバマケアが成立したアメリカが直面している、私たちの想像を超えた医療の実態が展開されていました。薬はちょっと考えられないほど高額です。オバマケアを成立するに際して、政府は薬価交渉権を放棄したのです。オバマケアのおかげで医療保険に加入できたC型肝炎の患者は、保険適用外の一粒10万円する新薬を医師から勧められました。オバマケアのために従業員へ医療保険を提供しなければならなくなった企業は、フルタイムの従業員をパートタイムにして負担を免れようとし、結果的にパートタイマーが増加、一人あたりの所得が減少する事態を招いています。雇用先から医療保険を提供してもらえない人は、医療保険未加入だと罰金を支払うことになるので、やむなく自力で高額な保険料を支払うことになりました。そして、自力で医療費や医療保険料を支払うことのできない、最下層の人々は「メディケイド」という低所得者用の公的医療保障が受け皿となります。「メディケイド」加入者は、いざ病気になったときに診てもらえる医療機関が少ないばかりか、死亡した時点で自宅などの資産を州に没収され、それまでに政府が負担した医療費を回収されることもあります。

結局、病気になったらさっさと死ぬしかないのか……。そんな結論を導き出すしかないように見える、中下層の人々。そして、本書に記された、医療を支える医師たちの実態はさらに苛酷なものでした。

オバマケアの仕組みは、製薬会社・保険会社・ウォール街が描いたマネーゲームだったのです。マネーゲームで勝者となったスーパーリッチたちが狙うのは、次の市場、日本かもしれません。

次の市場かもしれない、日本

同じ皆保険制度を標榜しながら、日本とアメリカがこれほどまでに違う理由。著者は、”国民の「いのち」が、憲法によって守られるべきものだという日本と、市場に並ぶ「商品」の一つだというアメリカでは、もうこの一点だけで全く違う。制度の成り立ちからして一八〇度真逆なのだ。”と指摘しています。

いま、アメリカから日本への医療分野解放の圧力は、着実に強まってきています。そんな中で、私たちは自らが享受している制度をしっかり理解しているでしょうか。10年近く前に起こったリーマン・ショックは、もう一つのマネーゲームの終着点でした。その後始末において、弱い個人が救けられたわけではありません。「いのち」を材料に加熱するマネーゲームが、せめて日本を巻き込まないように、私たちもまずは知ることが必要だと、強く感じました。

巧みな言葉の誘導で、実際には自らの状況を悪くする手段を支持してしまった、本書に登場する人々。彼らは、決して怠惰から不勉強だったわけでも、考えが足りなかったわけでもありません。理想を追求し、その理想を実現できると思えた言葉を信じ、応援してしまっただけなのです。巧みな言葉の誘導。それは、規模の大小こそあれ、私たちの身の回りでもよく行われる行為です。ビジネスとして、すべてを合理的・利益追求的に行うことがどんな結果を招くのか、世界で最も豊かな国であるはずのアメリカで保険証を握りしめて亡くなった若い女性が身をもって示してくれているように思います。

2014年の発行である本書ですが、いま読んでも全く古びない、十分に充実した、衝撃的な内容が満載です。医療保険制度をはじめ、社会の仕組みを正確に知ることが、自分たちを守る最良の武器になることを痛感するはず。未来の社会に後悔を残さないためにも、ぜひ一読をオススメします。

『沈みゆく大国 アメリカ』の書籍情報

書名 :沈みゆく大国アメリカ
著者名:堤 未果
出版社:集英社
初版発行:2014年11月19日
ページ数:208頁
価格  :720円+税
本の大きさ(縦x横): 17.2 x 10.6cm
読み終えた時間   :1.5時間
ジャンル     :政治
ISBM      :978-4087207637

WRITER

編集者・ライター

和田由紀恵

本書に書かれていることは、現実のものなのだろうか……。マネーゲームに搾取された人々の悲鳴に、愕然とします。本書は発刊当時、日本の医療を憂う読者に、大変な衝撃を与えました。その後、著者は2015年に続編、沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉を出しています。後悔のない人生を全うする上で、アクセスの容易な医療サービスは絶対に必要なもの。当たり前のことが、実は当たり前でないことを、私たちは再認識する時期に来ているのでしょうね。

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