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育休後の記事

働くママへ 育休後コンサル山口理栄さんからの応援メッセージ:r000017003137 | PARAFT [パラフト]

2017.11.02

育休後の記事2017.11.02

さあ育休後も前を向いて

働くママへ 育休後コンサル山口理栄さんからの応援メッセージ

keyword: 育休後 両立 山口理栄 子育て キャリア

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「毎日仕事と子育てを両立させてこんなにがんばっているのに、会社がきちんと評価してくれない」「子どもができてからは、責任ある仕事をまかせてもらえない」。育児休業をとり、復帰した後に心身ともに疲れている女性は少なくありません。そんな女性たちに伴走して、育休後コンサルタントの山口理栄さんは、働くママ向けの「育休後カフェ®」を各地で開き、アドバイスを送り続けています。自身、総合電機メーカーに勤めながら2人の子どもを育て、部長職まで務めた経験がありますから、言葉には重みがあります。そもそも山口さんはどうして育休後コンサルタント®という仕事を始めたのか、「育休後カフェ」とはどんなものか、そして働くママたちのいまをどうとらえているのかなど、いろいろな角度から山口さんのお話をご紹介します。

2017.11.02 文章 / PARAFT編集部

プロローグ 元気をチャージできる「育休後カフェ」

「みなさん、マミートラックという言葉を聞いたことはありますか?」。ある土曜日の午前中、川崎市のすくらむ21(川崎市男女共同参画センター)の一室で、山口さんは、集まった女性4人に話しかけていました。この日のテーマは「育休後からのキャリアアップ」。お茶菓子をいただきながら、自分のキャリアをこれからどう培っていったらいいかなど、日ごろの悩みや考えていることを思いつくままに語り合いました。

▼ 働くママ同士でわかり合える貴重な時間

山口さんは2010年に当時働いていた会社を辞め、翌年から「育休後カフェ」を手がけてきました。「育休後カフェ」は、仕事をしながら子育てしている(したい)人たちに、自分とじっくり向き合ってもらうことをめざした懇談の場。週末などに2時間ほど、自己紹介の後、グループで自由に語り合うスタイルで進めています。これまで横浜、川崎、さいたまなどを中心に、延べ140回以上開催してきました。集まるのはほとんどが女性ですが、ときどき育児中の男性も参加するそうです。

川崎市の「育休後カフェ」でも、最初に山口さんが10分ほど話してから、すぐに自己紹介と会話が始まりました。

「4月から復帰したんですけど、わたしの会社は、子どもが熱を出してもお休みをもらいづらいんです」

「私は自分の部下にいろいろ仕事を頼んでおいて、自分だけ定時に帰るのがちょっと申し訳なくて……」

参加者はみんな、同じような状況に置かれているので、すこし話せば、すぐに「うん、うん、わかる、わかる」と共鳴し始めます。職場では、働くママは少数派で、なかなか悩みや不安を話す相手がいません。保育園でもいつも慌ただしくて、ゆっくり話せません。けれども、育休後カフェには、「今日だけはゆっくり話したい」と集まってきた仲間がいます。自然とおだやかな気持ちになり、自分の毎日を見つめ直す機会になります。

▼ 背中を押してもらい、前へ踏みだす

「自分だけ定時に帰るときは、ほんとうにそんな気持ちになりますね。よくわかります」。山口さんも同じ立場だったので、「わかる、わかる」とうなずきます。同時に「でも、そこはある程度わりきらないとね」と、先輩女性としてしっかりアドバイスをつけ足します。

同じ経験をしてきた山口さんからアドバイスをもらうと、働くママたちも「それいいんだ」と気持ちの整理がつくようです。

働くママは日ごろ、たくさんの悩みと格闘しながら、自分なりに進むべき方向を見定めています。ただ、ある程度方向を見定めても、ロールモデル(参考になる先輩)もなかなかいないので、本当にこれでいいのかどうか躊躇(ちゅうちょ)することがしばしばです。山口さんのアドバイスは、そんなママたちの背中を押してくれるようです。

川崎の「育休後カフェ」に参加した4人の女性たちは、山口さんのほうを真剣にみつめ、ときおりメモもとっていました。貴重なひとときだったことでしょう。4人のなかには、「以前に参加したことがあるんですけど、またモヤモヤしてきたので来ちゃいました」という人もいました。「育休後カフェ」は、お茶菓子とドリンクを用意して、リピートするママたちのことも待っています。

自分の人生を切り開こう! 働くママへのメッセージ /目次

働く親たちを支える育休制度が大手企業に広がったのは、1992年4月に育児休業法(現在は育児・介護休業法)が施行されてからです。総合電機メーカーで働いていた山口さん自身、社内に育休制度ができたこともあって出産を決意。育休を取得して仕事と子育てを両立させてきた最初の世代です。山口さんはその後、管理職として、そして社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーとして、後進の働くママたちを見守ってきました。そうした経験を踏まえ、いまの働くママに向けてさまざまなメッセージを送っています。

▼ 働くママは戦力外なの!?
山口さんは、男女雇用機会均等法施行前の1984年に総合電機メーカー入社。エンジニアとしてソフトウェア開発部署で働き始めました。そのころ仕事と育児を両立していた女性たちはどんな状況だったのでしょう。山口さんは育休ができたこともあり子どもを持つ人生を選択。その後、両立に従事してきました。そんな先輩ママの実体験から、きっと多くのヒントが得られることでしょう。
>> 能力ある女性たちが育休後、お荷物扱いされる理不尽

▼ 使う側と使われる側の間に大きな溝がある
山口さんは2010年から育休後コンサルタントとして活動を始めました。「育休後カフェ」などを通じてたくさんのママと接してきた山口さんは現状をどうとらえているのでしょうか。そのあたりも聞いてみました。山口さんは自ら、大企業の部長として、働くママたちを使う側にもいました。使う側と使われる側の両方を経験してきた山口さんは、「使う側と使われる側に深い溝がある」と指摘します。それはいったい、どういうことでしょうか。
>> 育休とったけど…悩める後輩たちと接し見えてきたこと

WRITER

編集部チーム

PARAFT編集部

川崎市内で開かれた「育休後カフェ」にお邪魔して、しみじみ感じたのは「仲間同士なら、説明に多くの言葉はいらない」という、共感の深さでした。会社の同僚たち相手では、なかなかこうはいかないでしょうね。「育休後カフェ」の有り難みを痛感しました。


▼ やまぐち りえ 1984年4月総合電機メーカー入社。ソフトウェア開発部署にて大型コンピュータのソフトウェアプロダクトの開発、設計、製品企画などに従事。2度育休をとり、部長職まで務める。2006年から2年間社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任(兼務)。2010年6月育休後コンサルタントとして独立。ダイバーシティ経営企業100選の企業を含む100以上の企業や官公庁、自治体に女性活躍推進コンサルティング、社員向けセミナーを提供。2016年度は法人向け研修を年間約200回実施した。個人向けには2011年から育休後カフェ、育休後面会相談などのサービスを提供している。育休後カフェはのべ140回以上実施した。著書に『さあ、育休後からはじめよう 働くママへの応援歌』(労働調査会)、『子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】』(労働調査会)など。

ー 「生きる」と「働く」を もっと楽しく。
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