U・Iターン転職の記事2017.08.22
帰りたかっただけでは…
Uターン・Iターン転職:志望動機はこう書こう!【職務経歴書】
keyword: U・Iターン転職 職務経歴書 転職活動 志望動機 履歴書
職務経歴書!こんなときはどう書くの!? /目次 に戻る
2017.08.22 文章 / PARAFT編集部
U・Iターンでなく、その企業を選んだ理由を軸に記載
UターンやIターンを考えているのなら、現地での働き先を確保しておかなければなりませんね。応募先企業が見つかり、履歴書や職務経歴書を書く際、志望動機をどのように書くつもりですか。
例文1)
Uターンを考えていまして、貴社が求人募集をしていたので応募しました。
これはNGです! 実際にはこれでも受け入れてくれる企業があるかもしれませんが、いずれにしても採用側にあまり良い印象は持ってもらえないでしょう。この文面では、あなたがUターンしたいということはわかりますが、あなたがなぜその企業を選んだのか、理由が見えません。現在募集している企業ならどこでもよかったのか、と思われてもしかたがありません。
Uターン、Iターン転職をするときにも、職務経歴書には採用担当者の心にぐっと響くような志望動機を盛りこむようにしてください。応募先企業や応募職種について研究し、よく見きわめたうえで応募しましょう。なぜ他の企業ではなく、その企業に応募したのか、研究を踏まえてあなたが選択したワケをしっかりと職務経歴書に書きこんでください。
Uターン転職、Iターン転職でも、職務経歴書を書く際の注意点は、ほかの転職となんら変わるところがありません。きちんと研究をして、なぜ志望するのか、どのように貢献していくつもりなのか、どのようにキャリア形成していくのか明確にしてください。そのうえで職務経歴書を書くという手順を踏みましょう。
例文2)
Uターンを考えておりまして、地元企業の貴社でぜひ自分の経験を生かし、貢献したいきたいと考えました。私は子供のころから貴社製品を家族ともども愛用しており、馴染みの深い貴社で働くことができればこれに勝る喜びはありません。
この例文のように、その土地ではなく、その企業への深い思いを盛りこんでいきましょう。できるなら、UターンやIターンのことも抜きにして、まずその企業を強く志望していることを訴えましょう。たとえば次のようにまとめていきましょう。
例文3)
子供のころから私は貴社で働くのが夢でした。家族ともども貴社製品を愛用しており、深い愛着を感じております。今回、Uターンするにあたり、ぜひ、夢を実現したく応募させていただきます。これまでの職務経験を生かし、全力で貢献していく所存です。
応募先への強い思いがあれば、応募先の採用担当者も「会ってみたい」と応じてくれることでしょう。
「郷に入っては郷に従え」謙虚な職務経歴書に!
もしUターン先、Iターン先に大きな企業が少なく、応募先がどうしても前の勤務先より小さくなるなら、大企業からベンチャーや中小企業へ転職する際の注意点をわきまえておかなければいけません。大企業では、多くの同僚たちと分業して、せまい分野で深く専門を深めていけたかもしれませんが、これからは、ひとりで幅広い仕事を引き受けていく必要があります。自分には幅広い仕事を担う能力があることをアピールするのが、採用への近道となります。
>> 大手から中小・ベンチャーへ:問われる個人の実力
小さな企業では、経営陣を中心に個性的な企業風土を培っているところが少なくありません。とくに地方には、その土地固有の風習などもあり、都会の大企業とはまったく異なる職場環境が待っている可能性もあります。後から「こんなはずではなかった」ということにならないように、応募先の企業や応募職種の研究を怠らないようにしましょう。実際に出かけていき、職場訪問して肌で感じることができればベストでしょう。
そうした研究を踏まえて、本気で「ここで働きたい」と思ったら、そのことを素直に職務経歴書などの応募書類に書きこみましょう。謙虚に新しい職場に飛びこんでいく姿勢ができれば、きっと門戸が開かれるでしょう。

![Uターン・Iターン転職:志望動機はこう書こう!【職務経歴書】:r000017003146 | PARAFT [パラフト]](/files/alias_m1/000017003146/j6nhtl4c0aqyac8f608rtw8c.jpg)
帰りたかっただけでは…
この記事が気に入ったらいいね!しよう
PARAFTの最新記事をお届けします。
┳CAREER CHANGE┻
帰りたかっただけでは…
WRITER
編集部チーム
PARAFT編集部
同じ地域で転職する場合よりも、UターンやIターンで転職する場合のほうが、応募先についての情報が不足していることでしょう。それだけミスマッチのおそれが大きくなります。応募先企業の採用担当者も、ミスマッチを心配していることでしょう。単に「Uターンしたいので応募しました」ではなく、よく研究して志望してきた人を求める理由はそこにもあります。「良縁」に恵まれますことをお祈りしております。
職務経歴書!こんなときはどう書くの!? /目次 に戻る