公務員の記事2017.08.30
公務員で経験どう生かす
民間→公務員/公務員→民間:職務経歴はこう書く【職務経歴書】
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2017.08.30 文章 / PARAFT編集部
民間から公務員へ:職務経歴書の注意点はここ!
民間経験者枠の場合、採用試験で「経験論文」「職務経歴論文」などと呼ばれる筆記を課しているところもあります。そうした論文試験を突破していくためにも、志望動機などの職務経歴書に見られる記述項目への対策は怠ることができません。
新卒者と同じ土俵でチャレンジする一般枠でも、所定の応募用紙に職歴や志望動機を書くようになっているところは多いですので、ぜひ、どんな点がチェックポイントになっているのか知っておきましょう。
▼ ここが要点 ① 公務員として生きる姿勢をアピールしよう
民間企業に勤めていた人が辞めて、公務員を目指している場合、志望動機としてよく聞かれるのは「公務員なら生活が安定する」「休みがちゃんと取れる」「世間体がいい」などの内容です。確かにそうかもしれませんが、もしそのまま職務経歴書などに書いてしまったら一発退場!かもしれません。
民間企業から公務員に転身したいなら、まず志望動機欄をしっかりと書けるようにしておいてください。採用側は、民間企業の営利追求の発想を切り替え、人々のために奉仕していく人材を求めています。公務員として生きる姿勢をアピールできるように、文面をまとめてください。
▼ ここが要点 ② これまでの職務経験をどう生かすか記載しよう
国や自治体が民間経験者枠を設けて、民間企業の人を中途採用するのは、民間での経験を生かして貢献してもらいたいからです。このため、応募書類でも採用面接でも、あなたは必ず「経験をどう生かすのか」を問われます。職務経歴書を書くときにも、そこを強く意識してまとめてください。所定の職務経歴書のフォーマットに自己PR欄があれば、そこでアピールするといいでしょう。志望動機欄のスペースが大きければ、その後半部分などで書きこんでみてはいかかでしょうか。
実務経験を書くときは、民間企業に転職する場合と同じで、簡潔明瞭に、そして具体的にしていきましょう。民間企業の場合と異なる点は、公務員としての志を持っているかどうかです。公務員として住民のため、自分の培ってきた経験を生かす覚悟を盛りこんでください。
公務員から民間へ:職務経歴書の注意点はここ!
▼ ここが要点 ③ 民間に転身するべきか第三者のアドバイスを受けよう
まず強調しておかなければいけないのですが、公務員から民間企業の社員への転身はたやすいことではありません。公務員の仕事でストレスを感じているとしても、本当に転身するのがいいことなのかどうかよく検討してください。
公務員の仕事に不満があるとしても、民間企業にもさまざまな問題があります。できれば第三者のアドバイスを受けて、転職活動や転職後のイメージをつけたうえで判断するようにしましょう。
▼ ここが要点 ④ 履歴書・職務経歴書に前向きな志望動機を書こう
公務員が民間企業の求人に応募する場合、応募先企業の採用担当者から「なぜ生活が安定している公務員の座を捨てるのか」などと、退職理由や自社への志望動機を聞かれることでしょう。そこで履歴書や職務経歴書では、先回りしてこの疑問に応えていきましょう。その際、絶対にしてはいけないのは前職を批判することです。これは民間企業からの転職の場合も同じです。採用担当者は勤務先や同僚のことを批判する応募者を嫌います。
もし公務員の仕事に不満があって辞める場合でも、それを履歴書や職務経歴書に書くのは辞めましょう。採用担当者が納得するような前向きな退職理由、そして前向きな志望動機を書くことが大切です。
▼ ここが要点 ⑤ どんな貢献のできる人材なのかをアピールしよう
中途採用では即戦力となる人材を求めています。このため、これまでのあなたの職務経験をふり返り、自分が民間企業でどんな貢献のできる人材なのかを整理しておきましょう。さらに応募先企業が求めている仕事能力を探り、応募先企業ごとに求められている仕事能力に合わせて、書き方を変えていきましょう。職務経歴書を「貴社で貢献できます」と締めくくることができるようなストーリーで仕上げていってください。

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編集部チーム
PARAFT編集部
民間企業から公務員を志望する場合も、行政から民間企業の社員を志望する場合も、応募先での仕事についてよく研究して決めるようにしましょう。行政と民間では、仕事上の価値観がかなりちがいます。単なるあこがれで志望しても、採用担当者にはね返されるおそれがありますので、慎重に進めていきましょう。
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