ホテルスタッフの記事2017.09.01
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ホテルスタッフの職務経歴書は具体的に仕上げる!【職務経歴書】
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2017.09.01 文章 / PARAFT編集部
応募先ホテルのニーズに合わせて職歴をアピール!
ひと口にホテルスタッフといっても、その仕事内容はホテルのタイプによってかなり異なります。宿泊、飲食、宴会、営業、企画・広報などの担当によっても変わってきます。そこで応募にあたっては、まず応募先のホテルがどんな人材を求めているのか募集要項を見て明確にしておきましょう。
そのうえでホテルを視察し、求められている人材はどんな場所でどんなふうに活躍を期待されているのか、想像をめぐらしましょう。そのイメージをもとに、職務経歴書を書くといいでしょう。
▼ ここが要点 ② わかりやすい構成でまとめよう
職務経歴書で重要なのは、あなたがまさしく求められている人材なのだとアピールすることです。あなたの職務経歴をすべて紹介するのではなく、あなたが求められている人材なのだと伝わる材料を書くようにしていきましょう。
職務経歴書の書式は自由ですが、効果的にアピールするためには、たとえば次のような構成でまとめるといいでしょう。
・職務要約:まずあなたが適材であることを具体的に明言します
・勤務先:従業員数などの数字も入れて示します
・所属歴:どのホテルに配属され、どう異動したか簡潔に記載します
・所属ホテルの概要:採用側にホテルのイメージを簡潔に伝えましょう
・担当業務:求められている仕事能力の持ち主だと訴えます
・実績:担当業務でどのように成果を上げたのかを書きます
・資格・スキル:スキルの面からも活躍できることを訴えます
・自己PR:あなたがどう貢献できそうか、事例も添えて示しましょう
▼ ここが要点 ③ どんなホテルで働いてきたか具体的に書こう
「所属歴」「所属ホテルの概要」では、あなたが働いてきたホテルのイメージを数字で伝えてください。たとえば次の例文のようにまとめるといいでしょう。
【所属歴】
○○○○年4月 ○○○○ホテルの宿泊部に配属
【所属ホテルの概要】
業態:リゾート、ウエディング
客室数:○○○室
収容人数:○○○○人
宴会場:大中4室、小6室
規模:地上○階・地下○階
客層:ファミリー、カップル、外国人
所属部署の人数:○○人
勤務スタイル:シフト制
あなたが異動で複数のホテルに所属した場合は、ホテルごとに「所属ホテルの概要」と、以下の「担当業務」「実績」を記載しましょう。一覧しやすいように簡潔にまとめてください。
職務経歴書には事例や数字を盛りこんでいこう!
所属ホテルでどんな仕事を担当してきたのか具体的に列挙してください。たとえば次のように記載しましょう。
【担当業務】
・ チェックイン・チェックアウトの手続き(一日対応約○○○組)
・ 客室へのご案内
・ 客室・共用部分の点検・維持
・ 観光案内(観光ツアーなどの予約手配)
・ 問い合わせ対応
・ 宿泊予約管理(1日約○○○組)
▼ ここが要点 ⑤ 実績はできるだけ数字も入れてアピールしよう
応募先ホテルの採用担当者がまず求めるのはお客様へのホスピタリティーの精神かもしれません。ただ、それは書類ではなかなか伝えにくいのが悩みどころです。ひとつの手段としては、手書きを前提にする履歴書で、気配りのきいた、ていねいな文面をまとめて、あなたの人柄をアピールすることが考えられます。ただ職務経歴書はパソコンで作成することが前提になるでしょうから、同じ方法は使えません。そこでなるべく具体的な事例や数字を使ってアピールするように心がけてください。
たとえば次の例文のようにまとめるといいでしょう。
【実績】
・外国からの個人・グループ客増加に対応して周辺観光情報の英語パンフレットを作成。スタッフおすすめの飲食店などを掲載したところ好評で、○○○○サイトの口コミに多数載った。
・2年目には周辺農園や漁協の協力をあおぎ、家族向けのオプショナルツアーを○○件用意。GWにはほぼ定員が埋まるほど人気を集めた。
職務経歴書の最後は自己PRで締めくくろう
応募先のホテルがどんな人材を求めているかにもよりますが、「資格・スキル」欄を設けて、あなたの語学力やパソコンスキルを具体的にアピールしておきましょう。TOEICなどの点数も記載してください。パソコンスキルも具体的に記述しましょう。たとえば次の例文のように書いておくといいです。
【資格・スキル】
TOEIC ○○○点
PCスキル
・ Word:中級レベル(社内企画文書、販促資料などを作成)
・ Excel:中級レベル(予約管理、シフト管理などに利用)
・ PowerPoint:中級レベル(販促資料を作成)
▼ ここが要点 ⑦ 自己PR欄で適材であることを説得していこう
職務経歴書の最後は、自己PRで締めくくるといいでしょう。ここで大事なのは、改めて応募先のホテルがどんな人材を求めているのかを確認しておくことです。採用担当者が求める人材像にフィットするように記載してください。どんなにしっかり作成しても、採用担当者の求めているところとちがっていれば、残念な結果になってしまいます。
そこでおすすめしたいのは、箇条書きスタイルで3種類の内容を盛りこむことです。まず初めに、採用担当者が求める人材像に最も近い仕事能力をアピールしましょう。
たとえば今回、応募先のホテルが外国人客への対応を強化するために、それにふさわしい接客のプロを求めているとします。その場合は、あなたが勤務先のホテルで多くの外国人客をもてなしてきた実績を真っ先にアピールするといいでしょう。外国人客に喜ばれたエピソードなどを加えると効果的です。
次に、あなたがホテルスタッフとしてもっとも強みとしている部分をアピールしてください。たとえば、オリジナルの体験ツアーを企画したり、手作りの観光パンフレットを用意したり、さまざまな工夫をこらす人材であることが強みだとします。それなら、その実績を強調してください。ただ、採用担当者の目線を意識して、今回の応募が外国人向けの接客強化なら、外国人向けの企画をとくに前面に出してまとめるようにしましょう。
最後に、応募先のホテルで貢献していく決意表明をして締めくくりましょう。熱い思いを盛りこんで印象づけてください。すばらしい結果が訪れることをお祈りいたします。

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PARAFT編集部
ホテルにはコンシェルジュのように専門性の高い職種もありますね。その場合は高度な専門性をアピールする職務経歴書になってきます。ただ、専門能力だけを記載していては、採用担当者の心に響かないおそれもあります。どんな専門性の高い職種でも、ホテルにどう貢献していけるのか、わかりやすい言葉で伝える努力をしていきましょう。
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