入学説明会の記事2018.02.23
親になって小学校に戻る
小学校の入学説明会へ行ってみた!【小1の壁、やってます。】
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2018.02.23 文章 / 和田由紀恵
入学説明会はどんな様子?
出典:Frame illust
説明会当日は、無事に午後半休をもらえた私。職場から小学校へ直接向かうと、説明会の会場は5割方の席がすでに埋まっており、席に座って資料を眺めている間にも、保護者が続々と着席していきます。保護者の9割以上はママたちで、パパの姿はほとんど見かけませんでした。
会場を見渡せば、幼稚園ママなのか保育園ママなのか、何となく判別ができます。なぜなら、幼稚園ママは入学予定の子どもを連れて参加しているから。年長組の子どもを連れてくるだけでもひと苦労な上に、さらに赤ちゃんを抱えているママも多数……。その点、保育園ママは一様に子どもたちを保育園に預けて来ているので、身軽なものです。
同じ幼稚園のママ友同士で幼稚園ママが盛り上がっている一方、同じ保育園からは多くても4~5人といった保育園ママたちは、存在感が薄めです。働くママでもスーツをびしっと着ている人はあまり見かけないので、ママたちの服装は似たようなもの。むしろ、雰囲気で何となく察し合うママたちなのでした。保育園ママ(=兼業ママ)が幼稚園ママ(=専業ママ)と出会う瞬間です。
▼ 携帯スリッパを準備しよう!
説明会の会場が視聴覚室だったので、当日は真冬の寒さでも、室内が冷えて困るということはありませんでした。それでも、揃えておいたほうがよかったな、と思うものが一つ。それは、携帯スリッパです。保育園でも使っていたよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、保育園であまり使うことのなかった私は、必要なときは普通のスリッパを持参してしのいでいました。
でも、小学校に行く用事があるのは、この日を含めて平日が基本。職場から直行することもあり、かさばる普通のスリッパを持ち歩くなんてやっていられないのです。周りのママたちは、準備よくポーチに収まる携帯スリッパを履いていました! 筆記用具の持参はもちろんですが、いずれ用意することになる携帯スリッパは、説明会前に準備しておくのがよさそうです。余談ですが私の母も、小学校に行くときは、ポーチに入れた携帯スリッパを持ち歩いていました。携帯スリッパは、数十年経っても変わらない、母の必須アイテムのようです。
▼ 親として小学校に戻る実感
定刻となり、10名近い先生方が教室の前方へ並ばれて、いよいよ説明会が始まりました。子ども時代にお世話になった先生方を、当時はずいぶん遠い存在に感じていました。一方の、保護者としてお会いする先生方の距離の近いこと! 自分がいかに年をとったかということ、“大人”になって小学校に戻ったことを、ひしひしと感じる瞬間でした。
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肝心の、説明会の内容は
出典:Frame illust
配布された手元資料に従って、まずは入学式( 入学式当日の様子はコチラ)に関する案内がありました。式の流れと、当日の持ち物に関する説明です。入学式当日に、教科書や記念品、一斉購入の文房具類が配られるので、丈夫な袋を必ず持参してください、と繰り返しアナウンスされました。後日、「ランドセルって入学式に持っていくんだっけ?」とママ友の間に混乱を招いたほど。“丈夫な袋”を忘れると、確かに配布物が持ちきれず、帰宅できない事態になりかねないので注意が必要です。もちろん、入学式にはランドセルも必要です!
▼ 学用品の準備の前に……
学校生活を送るのに必要な「生活習慣」を身につけておくよう、指導もありました。その内容を、いくつか抜粋してご紹介します。
・トイレがきちんと使える(和式洋式どちらも)
・食事はなるべく20分以内に食べられるようにする
・自分の名前を書いたり読んだりできる。
・自分のしたいことや、してほしいことが、はっきり言える。
・ハンカチ・ティッシュを持っている。
などなど……
次に説明のある学用品の準備に気をとられすぎて、「生活習慣」の指導は聞き流す程度の受け止め方をしていた私。けれども、説明会を受けて入学準備に臨む上で、一番重要だったのは「生活習慣」をしっかり身につけることだったと、後々悔やむことになりました。入学まで2ヶ月ほどの、慌ただしくしていると、あっという間に過ぎてしまう入学前の時期。地道にコツコツと「生活習慣」を身につけるのは、意外と大変です。我が長男の場合は特に“20分以内に食べられるようにする”をもっと練習しておけばよかった……、と入学後に悔やむことになるのでした。
▼ 学用品準備
集まったママたちの熱気も最高潮に達した、学用品準備の案内。配布資料にも写真つきで説明が載っていますが、やっぱり肝心なところは話を聞かないとわからなかったりするものです。ママたちはそれぞれにメモをとりながら、熱心に聞き入っていました。準備するモノ自体は特に珍しいものではありません。自分の子ども時代に使っていたモノと、驚くほど変わっていないラインナップです。しかし、子ども時代には知ることのなかった、「大人の配慮」がそこに満ちていたのです。
例えば、筆箱や鉛筆といった文房具。床に落とすとハデな音を立てる缶ケースのようなタイプや、チャックで開け閉めするペンケースは子どもが気を散らすので、箱型の筆箱がよいとのこと。また、キャラクター(アニメやヒーローなど)が描かれている鉛筆・消しゴムなども、トラブルのもとになりやすいために、シンプルな無地のものを推奨なのだそう。体育着を入れる巾着は、教室のフックに掛けるので紐を長くしすぎないなど、アドバイスも満載でした。
想像はしていたけれどやっぱり大変そうな入学の事前準備に、気が遠くなりそうな私とママ友たち。説明会会場の後方には、実物のサンプルも用意されています。多くのママが帰り際に手にとって、細かな仕様を記憶しようと努めていました。
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安全に学校生活を送るための準備
出典:Frame illust
長男の通う小学校の場合、登下校には5コースほどの各方面別の通学路が指定されています。ランドセルには、自分のコースの色のリボンをつけて通うことに。ランドセルを見れば、その子が正しい通学路を歩いているのか、周りの人がひと目でわかる仕組みなのです。我が家の自治体では、集団登校はしないのですが、登校時間が指定されています。自分の子ども時代に比べて、登下校の安全配慮がかなり徹底されていることを感じさせられます。
「入学前までに、指定の通学路を子どもと一緒に何度か歩いて覚えさせるように」との指導もありました。通学路を歩く練習のときは、親も目線を子どもと同じくらいの高さにして、一緒に信号を渡ってみるのが良いそう。背が高い分、大人は子どもよりも遠くを確認できます。子どもの目線に合わせてみると、確認できる範囲は想像以上に狭いものです。小学校低学年の交通事故が多いことを思えば、そうした工夫をすることも大切ですね。
学校を欠席する際に、電話で連絡するのは原則NGなのだそう。近所の児童に欠席理由を書いた連絡帳を預け、担任の先生へ届けてもらう方法で学校へ連絡してください、とのこと。けっこうハードルの高い伝達手段に「そういえば私の子ども時代もこの方法だったな」と思い出しては、ちょっとゲンナリするのでした。
▼ イマドキの給食は
安全といえば、給食も。最近は、食材のアレルギーを持つ子どもも多く、学校でもアレルギー除去食の対応が必須。我が長男は幸いにも気になるアレルギーはないものの、学校と保護者のしっかりとした連携体制が用意されているとの説明には安心を覚えました。食育にも力を入れており、地元の農家と契約して仕入れた食材の調理を、子どもたちも手伝う機会が用意されています。でもやっぱり給食当番があって、子どもが着用した白衣は週末に洗濯して、翌週持参するそう。意外と自分の子ども時代と変わらない、公立小学校の仕組みなのでした。
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WRITER
編集者・ライター
和田由紀恵
入学説明会を終えて、小学校入学までの本格的なカウントダウンが始まりました。大量にあった入学準備タスク、自分が子どもの頃に通ったような校舎へ親として足を踏み入れた感慨や、専業ママとの初の接点など、盛りだくさんの説明会を終えてドッと疲れた私。実は我が家は、 学習机の準備もまだ済んでいません。慌ただしく準備を始める入学準備。果たして無事に間に合うのかどうか、次回にご期待ください。