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走ることについて語るときに僕の語ることの記事

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2018.01.09

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走ることについて語るときに僕の語ることの記事2018.01.09

ランナーとしての村上春樹

創作とランナーの関係|走ることについて語るときに僕の語ること

keyword: 走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹 めくれバ 2018年の読書初めはこれで決まり! ランナー

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現代の日本を代表する作家、村上春樹。30年来の「ランナー」でもあることを知っていますか。『走ることについて語るときに僕の語ること』(村上春樹、文春文庫、2007年)は、「走ること」について書きながら、小説家としての自身を振り返るエッセイです。肉体を補強することで、創作に必要な持久力を維持している著者。作品そのものにも「走ること」が影響を与えているそう。ひたすら黙々と走り続けることが何をもたらすのか。「ランナー」のあなたも、そうでないあなたも、村上春樹が語るランナーの世界をのぞいてみませんか。【めくれバ/2018年の読書初めはこれで決まり!】

2018.01.09 文章 / 和田由紀恵

「健康的」な作家、村上春樹

出典:Frame illust

『ノルウェイの森』や『海辺のカフカ』など、大ベストセラー作品を多く生み出している、作家・村上春樹。国内外で高い評価を得るこの作家が、実は30年以上にわたって日々走っている「ランナー」でもあることをご存知だろうか。国内のみならず海外のマラソン・レースに参加を重ね、トライアスロンにも取り組んでいる。

そんな筋金入りのランナーである著者が、走ることにまつわるさまざまな思いをまとめたのが、本書だ。いろいろな仕事の合間を縫って、実に10年がかりで著された本書だが、ただ単純に「走ること」が書かれているわけではない。「走ること」を書く行為で整理された思考が随所に盛り込まれており、「村上春樹がなぜ小説を書くに至ったのか」「小説を書くとはどういうことなのか」といったファンならば垂涎の記述もある。著者自身は、この本は「走ること」を軸にした「メモワール」である、としている。

村上春樹の著作といえば、冒頭で挙げたような長編小説を真っ先に思い浮かべる方は多いだろうが、本書のようなエッセイも多く書いている。そうしたエッセイ作品の中でも、「走ること」に集中した本書は異色な作品だろう。何しろ小説家が、「健康的な」習慣についてこれほどまでに詳しく1冊の本にまとめたことがあっただろうか。

いわゆる文学作品を生み出す作家は、何かしら退廃的で享楽的で、ちょっと反社会的な生活を送るのがデフォルトだと、そんなイメージがつきまとうものではないだろうか。それを見事に覆す、健全でストイックでとても市民的な生活! 著者は健康的な生活を送ることについて、こう答えている。
『真に不健康なものを扱うためには、人はできるだけ健康でなくてはならない。それが僕のテーゼである。』(本文より引用)

さて、この本を手にとった私自身は、市民ランナーどころか、スポーツそのものと縁遠い生活を送っている。東京マラソンへの出場を楽しみにする知人や、トライアスロンのために休日を過ごす知人はいても、彼らが何を思って走っているのか、理解が全く及ばない。でもあの村上春樹が「走ること」について書いた本を読めば、私にもその心境が少しはうかがい知れるかもしれないと思ったのだ。

この1冊は、期待を超える内容だった。「マラソンレースの最中に、ランナーは何を思って走っているのか」というかねてからの疑問が解消され、ランナー同士が緩やかな交流で結ばれていることを知った。そして「ランナー」をベースに語りながら、「小説家」としての自分を振り返る述懐があった。そこに作品の源流が見えたような気がする。

フィジカルと創作の関係

出典:Frame illust

読む人によっては違う印象を持つのだろうが、私は村上春樹の小説を読む中で、登場人物たちが自らの肉体を整えていること、それもとても手順よく整理されテキパキとしていることが、印象に残っていた。何というか、架空の物語なのに、登場人物が食べ物にも気をつかっていて、自分に与えられた(架空の)肉体を整えていることが、その人物のエネルギー源となっているような感覚があった。

本書を読んで、なぜその印象を受けたのか納得した。村上春樹自身が、「走ること」を通じて自分の肉体を整えることで、創作するのに不可欠なエネルギーを枯らさないよう、体力の保持に努めていたからだ。

小説を書くということは、コーヒーカップを持ち上げる力では足りない、肉体を酷使する作業だ、と著者は言う。年齢を重ねてもハードワークに耐えて作品を生み出し続けるために、「走ること」で基礎体力を補強しているのだ。

また、「走ること」から、小説を書くことを学んだのだそうだ。小説における表現の抑制や表出など、「走ること」で得たフィジカルな感覚が、作品そのものに影響を与えたという。

あるトライアスロン・レースを終えて、著者はこう書いた。
『―中略―結局のところ、僕らにとってもっとも大事なものごとは、ほとんどの場合、目には見えない(しかし心では感じられる)何かなのだ。そして本当に価値のあるものごとは往々にして、効率の悪い営為を通してしか獲得できないものなのだ。たとえむなしい行為であったとしても、それは決して愚かしい行為ではないはずだ。』(本文より引用)

ひとつひとつのレースを積み上げ、そこから具体的な教訓を学び取ることで自分が納得する場所に到達できる――。

かの村上春樹が、かくもストイックにコツコツと積み重ね、自分を信じようとしているとは。
自分が日々やっている仕事と日常生活のさまざまな物事を積み上げていく先に、何が見えるのか、自分が納得できる場所に到達するためにできることは何か、コツコツと毎日を生きていくことに、私も力づけられたような気がした。

「走ること」で納得できる場所に近づけるなら、ちょっと走ってみようかな。ダイエットにもなるし……。
そう思いつつ、なかなか走り出せない凡人です。

『走ることについて語るときに僕の語ること』の書籍情報

出典:Frame illust

書名:『走ることについて語るときに僕の語ること』
著者: 村上春樹
初版発行: 2010/6/10
出版社: 文春文庫
価格: 702円(税込)
サイズ: 文庫
頁数: 272ページ
ジャンル:エッセイ
読了目安: 2時間
ISBN:978-4167502102

WRITER

編集者・ライター

和田由紀恵

レースで走っているときの描写には、思わず引き込まれ、こちらまでレースを走っているような錯覚にとらわれます。ベテランの長距離ランナーになれば、脈拍すら落ちることに驚きました。日常的に「走ること」が何だか心地よさそうで、私も思わず走ってみたくなりますが、やはり何だかんだと一歩が踏み出せないのがつらいところです。

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