撮影の記事2018.10.01
飲み会の撮影術
撮影手配し宴会を2度楽しむ【50代元新聞記者の幹事テク集】
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2018.10.01 文章 / PARAFT編集部
幹事が自分で撮影するのには限界がある
出典:Frame illust
会社の飲み会で幹事を拝命したら、できれば、だれかに撮影係をお願いしておきましょう。
幹事が自分で撮影するのには無理があります。幹事は司会進行や料理・ドリンクの調整など、ほかにやらなければいけないことがたくさんあります。その合間に撮影するのはちょっと厳しいと思います。
それに夕方以降に、室内で開かれる飲み会は、撮影が技術的にもなかなか難しいです。飲み会参加者のなかにカメラ好きな人がいたら、その人にお願いするのがベストです。
▼ 撮影係と打ち合わせ
だれかに撮影係を頼めたら、当日までに打ち合わせをしておきましょう。調整しておきたい点は以下のようなことです。
【1.何を撮影するか】
飲み会の最中のいろんな人の挨拶や乾杯の風景なども撮影するかどうか、それによって準備するものが違ってきますので、打ち合わせの時点で決めておきましょう。
集合写真を撮る場合、どこでどんなふうに撮るか、あらかじめ店を下見したうえで、詳細を決めておきましょう。
【2.撮影機材としては何を使うか】
・撮影機材はどれを使うのか
職場でふだん共有している撮影機材があれば、それを使うのがいちばんです。ただ、もしそういうものがなければ、撮影係の人に個人的な機材を使ってもらえないか、頼んでみましょう。
・飲み会で使える撮影機材
飲み会は太陽光の期待できない夕方以降に、薄暗い室内で行われることが多いですよね。このため、雰囲気のある静止画にするには一眼レフがいちばん望ましいです。せまい室内で集合写真を撮る場合、少し広角のレンズのほうがうまくいくでしょう。
・店内の光源をうまく生かす
飲み会の最中のいろいろなシーンも撮影するなら、店を下見した際に、店内の光源もチェックして撮影係の人に伝えておきましょう。フラッシュを使うと不自然な仕上がりになることが多いので、店内の光源をうまく生かして撮影するといいです。
・カメラ以外の機材
撮影係の人が、テーブルに置ける小型三脚やレフ板(光源を反射させて被写体をよりきれいに撮るための道具)などを持ちこみたいと言ってくるかもしれません。最近はとてもコンパクトなものがありますので、そういうものであれば店の迷惑にもなりません。あったほうがいいでしょう。
【3.動画を撮るか】
余興のシーンなどを記録に残すのなら動画撮影もおすすめです。やっている最中を動画で撮影し、あとでいちばん決定的な瞬間を静止画に切り出す作戦です。
スマホの動画でもそれなりに撮れます。ただ、いちばんいいのは4Kビデオカメラです。切り出した静止画はとても美しいです。
【4.撮影したものをどうシェアするか】
撮影データから主だった静止画像を取り出し、職場のクラウドなどにアップするといいでしょう。その作業を撮影係の人がやってくれたら幹事の負担が減ります。担当してくれる人にお願いしてみましょう。
遅くとも翌日のうちにはアップするように決めておきましょう。
参加者に撮影への協力をお願いしよう
出典:Frame illust
飲み会の当日、幹事は乾杯のあとなどに、さりげなく「きょうは○○さんに撮影を担当していただいています。みなさんのテーブルにも撮りにいくと思いますので、素敵な表情でご協力ください」などとお願いしておきましょう。
▼ 撮影NGな人がいたら?
もし「私は撮影なんて絶対にイヤ!」という人がいたら、その人は後ろ姿などが少し写る程度までにとどめましょう。参加者のなかに、すぐSNSに投稿してしまう困った人がいたら、上司や先輩に相談してトラブルがないように用心しておきましょう。
▼ 飲み会の最中は撮影係に任せる
飲み会の最中の撮影については、基本的にはすべて撮影係の人に任せていいです。ただ、小型三脚などを持ちこむなら、幹事からも店の人にその旨を伝え、了解を得ておきましょう。
▼ 集合写真の撮影時間も踏まえて進行
最後に集合写真を撮るならその撮影時間も計算に入れて司会を進めるようにしてください。集合写真を撮るタイミングになったら、時間との勝負になりますから、幹事を応援してくれる先輩や後輩たちにも助けてもらい、スムーズに集合できるように誘導してください。
店の人にも撮ってもらえると、撮影係の人も含めて全員そろいますから、いいですね。撮影が長引きすぎて店や周りのお客さんの迷惑にならないように気をつけてください。
飲み会をうまく撮影するためのコツとは
出典:Frame illust
幹事自身が撮影しないとしても、一応、飲み会を撮るときにはどんなことに注意したらいいか、頭のなかに入れておきましょう。
基本的には以下のようなことを知っておくといいでしょう。
【1.カメラ内臓のフラッシュはなるべく使わない】
薄暗い店のなかでカメラ内臓のフラッシュを使っても、近くの人たちがテカってしまい、肝心の店の雰囲気は吹き飛んでしまうことが少なくありません。フラッシュはなるべく使わないほうがいいでしょう。フラッシュを使わないで上手に撮影するためのポイントをご紹介します。
・店内の光を生かす
店内の光をできるだけ生かして撮るようにしましょうね。暗くて写らなかったものを後から明るく処理するのには限界があります。できるだけ光をたくさん取りこむことを意識して撮影しましょう。
・カメラの調整をする
ISO感度は大きくしてください。最初にいろいろと絞りやシャッタースピードを調整して試してみて、いちばんよさそうな具合で撮るようにしましょう。
・撮影の仕方
撮影時にはぶれないようにひじを引き締め、カメラを固定するように心がけてください。小型の三脚があれば利用するようにしましょう。
【2.多少の演出も大切! カメラ目線の表情も撮っておこう】
飲み会のテーブルで普通にそのまま撮ると、下向きの目線の人が多いなど、あまりいい写真にならないことが多いです。みんなが楽しんでいる様子を記録したいなら、ときどき、カメラ目線でポーズをとってもらうといいでしょう。良い写真を撮るための、演出の仕方もご紹介します。
・カメラの位置を工夫
上のほうからカメラを向け、その場にいる人たちに見上げてもらうとか、下のほうからカメラを向けてみんなにカメラをのぞきこんでもらうなど、工夫してください。
・動きを取り入れる
ビールのジョッキを大きく掲げるなど、少し動きを入れてもらえると写真がいきいきとしてくるので狙ってみましょう。
・幹事がアシストする
撮影係の人がカメラを向けているとき、後ろから、「○○さんが写真を撮ってくれます。みなさん、いい表情をお願いします」などとアシストしてみましょう。
【3.集合写真は何枚も撮っておこう】
アルコールの入った状態では、全員がカメラに向かっていい表情でキマることがなかなかありません。だれかが横を向いていたり、一瞬、目をつむっていたり、そんなことが多いです。そこで集合写真はなるべく何枚も撮るようにしてください。連写できるといいですね。時間との勝負になるので難しいのですが、撮影係の人が粘ったら、できるだけ時間を与えてあげましょう。
▼ 撮影以外もしっかりこなそう
飲み会当日は、幹事はやることがたくさんあります。下記の記事も併せて読んでマスターすれば、飲み会を最後までスムーズに進行できます。
幹事をしっかりこなして成功させることで、社内でも注目を集めるでしょう。
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編集部チーム
PARAFT編集部
飲み会の参加者のなかには、スマホで撮影する人がいるかもしれません。あまりそれをやりすぎて、被写体の本人がいやがっているのにSNSで公開したりするとトラブルになるわけですが、もし上手に撮っていそうな人がいたら、その人の画像データもシェアさせてもらうといいでしょう。いろいろと声をかけてみてください。
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