席順の記事2018.10.01
席順にプラスαの工夫
飲み会の席決めを工夫する! 【50代元新聞記者の幹事テク集】
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2018.10.01 文章 / PARAFT編集部
せっかくの飲み会だから交流を促そう
出典:Frame illust
会社の飲み会では、店を下見する際にどこが上座になるかを確認しておきましょう。当日は、その上座に主賓や上司、来賓を案内します。幹事らは入り口に近い下座に座り、元気な「宴会部長」といえる先輩たちには要所にちらばってもらいましょう。
>> 飲み会を成功させるための席順の鉄則
さて、こうした基本を踏まえた上で、ほかの参加者にどこに座ってもらうか、もうちょっとこだわってみませんか?
▼ 席決めに介入する
幹事がとくに席決めをリードしなければ、自分の話しやすい人の近くに座る人が多いと思います。その結果、会場のあちこちで親しい人同士のかたまりができる可能性があります。
それでもいいのかもしれませんが、せっかくみんなで集まって歓談するのです。あなたに幹事をまかせた上司や先輩は、ふだんあまり話すことのない人同士で交流する機会になることを望んでいるのではないでしょうか。それなら、親しい人同士であまりかたまらないように、席決めに「介入」してもいいと思います。
手作りのくじで参加者を迎え入れよう
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介入は、くじ引きで行ってみてはどうでしょうか。
主賓や来賓、上司、宴会部長などのキーパーソンをそれぞれの「指定席」に誘導する一方、そのほかの人たちにくじを引いてもらいましょう。
くじ引きの基本的な進め方は次のとおりです。
【1.くじと番号札を作っておく】
・ くじ引きの対象となる人数分の小さな紙片を用意し、それぞれに番号を書いておきます。
・ 同じ数だけB5サイズほどの大きさの紙(または大きめのポストイット)も用意し、それぞれ番号を書いておきます。
【2.それぞれの席の番号がわかるようにしておく】
・1でつくったB5サイズほどの紙(または大きめのポストイット)を、飲み会会場の各席によく見えるように置いておきます。
【3.会場に来た参加者にくじを引いてもらう】
参加者一人ひとり(主賓らを除く)にくじを引いてもらい、そのくじ札にある番号の席に座ってもらう。
▼ くじの紙片などに工夫を凝らそう
もし余裕があったら、くじの紙片も「かわいい!」「すごいな」と反響があるように手作り感覚満載のものにしてみましょう。細かいことですが、そうしたことにもこだわりを見せることで、「今年の幹事は気合が入っているな」という評価を得ることができるはずです。
「若手」「ベテラン」とか、「男性」「女性」とか、いくつかのタイプごとにくじ引きする手もあります。そうすれば、多様な人たちがいっそうミックスされて、ふだんとは違った交流が進むでしょう。
▼ テーブルごとでもOK
もしあまりガチガチに席決めする雰囲気でなかったら、席ではなく、テーブルごとに番号をふる作戦もあります。くじで引いた番号のテーブルに座ってもらうといいでしょう。そのテーブルの好きな席に座ってもらいましょう。
途中で席替えをすれば交流が広がる
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着席形式の飲み会の場合、自分が座った席の近くの人たちとしか歓談できないデメリットがあります。もっとたくさんの人たちと歓談してもらうには、飲み会の途中で席替えを行うといいでしょう。
ただし、あまり過度にする必要はありません。
席替えが頻繁にあるイベントとしては合コンや集団形式のお見合いパーティーなどがありますが、会社の飲み会の場合、そこまで頻繁な席替えを求める人はいないでしょう。
会社の飲み会ですと、コース料理が多く、次々に料理皿が並んできますので、テーブル上の混乱がないようにほどほどの席替えにとどめましょう。
▼ スマートな席替えはこうやろう
席替えのやり方としては、次のようなスタイルが考えられます。
【1.幹事が適宜、席替えを行う】
タイミングをとらえながら、幹事が適当な人たち(たとえば新入社員など)を選び、その人たちの席替えを行っていきます。このスタイルなら、テーブル上の混乱もそれほどなく、効果的に歓談の輪を広げられます。上司から「今年の幹事は気配り上手だな」などと評価もしてもらえそうです。
【2.各テーブルから若手が1人だけ隣のテーブルへ移動する】
ベテランの人たちに席替えを強いるのは避けたほうがいいので、若手が移動するかたちで進めます。場合によっては、若手の移動を2回行ってもいいでしょう。
こうした席替えで、着席形式の飲み会も活気づいていくことでしょう。あなたの会社に合わせて、ぜひ工夫してみてください。
▼ 幹事は飲み会を盛り上げて、最後まで抜かりなく
席替えの工夫ができたら、後は飲み会をしっかり盛り上げましょう。最後まで抜かりなくすることで、社内で株を上げられます。
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編集部チーム
PARAFT編集部
会社の飲み会を座敷形式で開けば、席替えは自然に始まっていくことでしょう。参加者がそれぞれビール瓶などを片手に移動していけばいいので、幹事はそれほどこの点に気遣う必要がなくなります。もしあなたの会社に合っているなら、このスタイルも考えてみましょう。
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